撮影/岡田晃奈
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 中学受験での学校選びの指標となるのは偏差値だけではない。我が子に合った学校をどう選べばいいのか。専門家や経験者に見極めのコツを聞いた。

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 グローバル教育がはやる一方で、国の産業を支える理系教育も捨てがたい。二者択一ではないだろうが、どちらかに力を入れている学校やコースがあるのもまた事実だ。

 幼児や小学生を対象にした塾経営で知られる「花まる学習会」の高濱正伸代表はこう話す。

「間違いないのは、理系の専門的な知識をつけること。ただ単に医者になるというだけではなく、その中でも専門性が必要。ロケット開発でも薬の開発でもそう。理系のどこかの分野でとがっていれば食いっぱぐれることはない」

 首都圏中学模試センターの北一成取締役・教育研究所長が注目するのは芝浦工業大附。科学、技術、工学、芸術、数学の英語の頭文字をとった「STEAM教育」を前面に打ち出している。

 また、共学では広尾学園の医進・サイエンスコースや、三田国際学園に今年新設されたメディカルサイエンステクノロジークラスが注目される。

 立教大学グローバル教育センター長の松本茂教授は、「グローバル教育や使える英語力を育成する教育で、将来の道が拓かれる可能性は大きい」と指摘する。

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