アンケートでは、子どもが中高時代に部活動や課外活動に打ち込んでいたと答えた人が多かった。種類は運動系・文化系とさまざまだった(撮影/写真部・植田真紗美)
アンケートでは、子どもが中高時代に部活動や課外活動に打ち込んでいたと答えた人が多かった。種類は運動系・文化系とさまざまだった(撮影/写真部・植田真紗美)
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 受験シーズンもいよいよ大詰め。これから国公立大の合格発表も次々に行われる。東大に受かるような子どもを育てるには、どんな秘策が必要なのか。アエラは、東大生と東大OB・OGの子を持つ父もしくは母にアンケートを実施し、35人から回答を得た(うち2人は、子ども2人が東大に入学)。

 東大に子どもを入学させる親はさぞかし早くから準備を始めているのではないか、と思うかもしれないが、ほとんどの家庭が「東大入学を意識したのは子どもが高校生になってから」だった。理由は、「合格圏内だったから」「本人が決めたから」という回答が多かった。家庭のルールは、あまり細かくない家が多い。

『東大脳が育つ魔法の言葉』などの著書があり、自身も息子を理科II類に入学させた谷あゆみさんは言う。

「東大生の親の話を聞いていると、ガミガミ言う人よりも、ポジティブでたくさん遊んであげた親が多いと思います。特に、乳幼児期が重要だと感じています」

 かく言う谷さんも、乳幼児期は息子と徹底的に関わったという。子どもが言葉を話せないうちからたくさん話しかけ、毎日散歩に行き、体を触り、絵本の読み聞かせをした。

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