「講演では、家事を手抜きしてもいいから、子どもと関わる時間を増やすことを優先したほうがいいと話しています。子どものころから五感を刺激することで、感受性豊かに育つのです」
谷さんは人と話をするのが大好きで、とにかく子どもに話しかけ続けたという。
「私がおしゃべりだったのは、育児にプラスだったと思います。ですが、何を話すかも重要です」
谷さんの場合、息子が2、3歳のときから、「賢い子だね。でも、どんくさい子だね」と言い続けたら、勉強は得意だが、運動は苦手な子に育ったという。
「子どもは親に言われた内容から『自分はこういう人間だ』というセルフイメージを作ってしまいます。子どもは親が思ったとおりではなく、言ったとおりに育つのです」
※AERA 2014年3月10日号より抜粋
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