東大・京大合格者の実名アンケートは第3弾の京大編。551人の回答から、尊敬する偉人や入試前に食べた「勝負メシ・スイーツ」などを紹介する。利用した予備校や塾、通信教育に加え、オススメの参考書も教えてもらった。
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高校や予備校、塾などを通じてアンケートを送り、551人から回答を得た。工学部が160人と一番多い。
さっそく回答を見ていこう。
尊敬する偉人では、科学者や英傑らが上位に並ぶ。1位はアインシュタイン。東大の理系編と同じく天才物理学者がトップになったのは、京大の回答者に理系が多かったことが考えられる。5位には万有引力の法則で知られるニュートン、7位には発明王のエジソンが入った。
日本人では2位に織田信長と坂本龍馬、4位にユダヤ人を救った外交官の杉原千畝、7位に徳川家康、10位に福沢諭吉と伊能忠敬が入った。いずれも時代の荒波にのみ込まれず、自ら道を切り開いた人たちだ。
東大では、日本の官僚制度の礎を築いた大久保利通や伊藤博文らが評価されていた。京大では坂本龍馬ら、自由なイメージのある人物の人気がより高いことがうかがえる。
ほかの大学・学部との併願についてもたずねた。大学別の併願数をみると、早稲田大が延べ256人でトップ。次いで慶應義塾大が154人、同志社大が153人だった。学部別では、同志社大理工学部が71人で最多。次いで慶大理工学部56人、早大政治経済学部40人、慶大経済学部36人。
併願の合否の状況を見てみると、同志社大理工学部で98%、慶大理工学部で86%が合格しており、理系では併願がうまくいった受験生が目立つ。
一方で文系の合格率は早大政治経済学部で66%、慶大経済学部で65%。文系は理系よりも大学ごとの出題傾向に応じた対策が求められるため、京大合格者といえども苦戦しているようだ。
睡眠時間は平均6.8時間。6時間以上7時間未満の睡眠が4割を占め、最多だった。東大では文系が平均6.9時間、理系が7時間で、京大のほうが睡眠時間が少なかった。