――弁護士さんというのは、危機管理委員会とかありましたけれども、その弁護士さんとはまったく別の新しい方が?
弁護士:今回初めておそらく依頼された外部の弁護士さんということになります。
――親方の会見の中で「無念」という言葉を使ってらっしゃいましたが、改めて無念だと思っていることを具体的に教えて頂けますか?
弟子たちに寄り添って指導して、これからそれを続けられないことが無念です。
――ご自身のこれまでの活動についても無念という部分がございますか?
私が個人で活動したことは無念ではないです。弟子と一緒に同じ釜の飯を食べる、同じ屋根の下に暮らすことができないのが、寂しく無念ではあります。
――これまでの会見の中で、今回までの経緯をお話し頂きましたけれども、引退以外の道を模索するとか、誰かに相談するという動きはこれまで行ったのでしょうか?
力士たちも噂話を聞くでしょうし、これ以上、弟子たちを萎縮させたくないという思いです。
――きょう朝、決断されたということでしたけれども、いま、ご家族から掛けられた印象的だったお言葉とかを覚えていらしたら教えて下さい。
私が決断したことには、黙って応えています
――5つある一門のうち、どこかから声を掛けられたり、手を差し延べられたりということはなかったでしょうか。
頂いておりました。ただ、それが理事会で決まったことなのか、口頭で決まったものなのか、正式なものなのかは確認ができていない状態でした
――声をかけてもらった一門に所属するという選択肢はなかったのでしょうか。
はい。単に一門に所属するということでしたらできたのかもしれませんけれども、告発状について事実無根であることを認めるようにということを役員から言われましたので、それはどこの一門にも入れて頂くことはできないなと考えておりました。
――今回の決断に関して、おかみさんからは何か言葉はあったんでしょうか。
黙って無言で、頷いているような状況です。