「美肌菌を増やすポイントは、毎日皮脂を取り除きすぎないことです。美肌菌=表皮ブドウ球菌は皮膚の上で汗や皮脂を食べ、グリセリンを排泄します。言うなれば、汗や皮脂は美肌菌にとってごちそうなんです。ですから“カラダは洗いすぎないこと”“強い殺菌成分が入っている洗浄剤等を必要以上に過剰に使わないこと”を心がけ、皮膚がいつもある程度の皮脂を保持できるようにしましょう」

 冬は寒さに負けて、ついつい熱いお湯につかりがち。「でも理想的な温度設定は40度くらいです。シャワーでもそうですが、熱いお湯になればなるほど、皮脂はとれてしまいますので。またお湯につかる時間は10分以内、と考えたいですね」

 食器などを洗うときも熱いお湯には頼らないこと。

「お湯で食器を洗えば、手の皮脂がとれてしまいます。洗い物のときは、厚いゴム手袋をすることです。できれば料理のときも、100円ショップ等の使い捨て手袋をして、手の皮脂を守りましょう。そして家事の合間にクリームで手を保護することを忘れずに。また夜寝るときは、クリームを塗ったあとシルクの手袋をして寝ると、翌日びっくりするくらいしっとりしますよ」

(エディター・赤根千鶴子)

週刊朝日 2018年2月2日号

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