英国の名門リーズ大学へ留学された秋篠宮家の次女佳子さま(22)。現地では学生寮に入り、一人暮らしを始めるが、どんな生活となるのだろうか――。
大学のあるウェストヨークシャー州リーズ市はロンドンから電車で約2時間15分。人口約75万人で、英国第3の都市。キャンパスの広さは1平方キロメートルで、これは東京ドーム21個分もの広大さ。佳子さまはパフォーマンス文化産業学科などで舞台芸術や心理学などを学ぶ。リーズ大で博士課程を修了した放送大学の原田順子教授はこう話す。
「演劇やコミュニケーションのような比較的新しい学問から、伝統的な学問、宇宙工学や医学といった大がかりな設備が必要な学問までそろっています」
キャンパスには病院、カフェ、スーパーマーケット、パブ、クラブなど施設が充実しているという。
リーズ大日本事務局(留学サポートのBEO)の担当者はこう話す。
「基本的に学内ですべての生活がまかなえます。学生食堂では世界各国の料理が食べられます」
文化活動も盛んだ。学内でローリング・ストーンズのコンサートもあった。
「学年末には、近隣の貴族の館を借りてドレスやタキシードで着飾る特別なパーティーが開催されました。公爵でもある元学長が銀色のジャガーで学位記授与式にいらしたこともあります」(原田教授)
大学の学生寮は20棟以上あり、ホテル並みの部屋もあるという。
「自炊タイプと食事付きのタイプの部屋があります。一般的にはバス、トイレ付きですが、バスタブはありません」(リーズ大日本事務局担当者)
佳子さまは交換留学制度を利用するため、通常の授業料を国際基督教大学(ICU)に納め、留学先の授業料は免除される。寮費や生活費などは本人負担となるが、寮費は週120~140ポンド(約1万8千~2万1千円)で、格安と言えるだろう。前出の原田教授も寮体験を振り返る。
「私もずっと寮にいました。6人でユニットをつくり、各自部屋があり、キッチンと冷蔵庫は共用というパターンが多かったです」