「野党共闘が功を奏し、特に激戦なのは、青森、新潟、山梨、三重、愛媛、大分です。これらの選挙区情勢で、与党系の『25勝7敗』にとどめられるか、『20勝12敗』になるか、結果が大きく変わってくるでしょう」

 新潟では、生活の党の森ゆうこ氏が優勢と見られていたが、現在は接戦だ。

「過去の遺恨が根深い新潟では、民進と連合の協力がいま一歩で、票が伸びていない状況です」(地元記者)

 最終盤まで混戦と見られる山梨は、民進の岡田克也代表が第一声を上げ、自民は安倍首相や小泉進次郎衆院議員ら人気弁士が、連日応援に入っている。

「元自民県議の高野剛氏は、党のテコ入れもあって猛追している。民進の宮沢由佳氏は、輿石東参院副議長の後継者ということもあり、最後の追い上げが激しそうだ」(地元の選対関係者)

 一方、民進の岡田代表が“進退”をかけた地元の三重は民進の芝博一氏が優勢。自民の山本佐知子氏が猛追し、予断を許さない情勢だ。

週刊朝日  2016年7月15日号より抜粋

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