楽天モバイルが3月から一部エリアを対象にスタートしたローソンでの受け取りサービス (c)朝日新聞社
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「格安スマホ」に乗り換える人が増加中だ。人気の理由はその安さ。MMD研究所が2月に発表したスマホ月額料金の調査によると、大手キャリア利用者の平均月額料金が7433円に対し、格安スマホ利用者は平均2067円。何と月々、5千円以上も安くなるのだ。初心者が押さえておくべきポイントを解説しよう。うっかり見逃すと本当に損ですよ。

 では、どんな人が格安スマホに向いているのだろうか。家電ジャーナリストの西田宗千佳さんは言う。

「結論から言えば、長時間の通話をあまりしない人、受けるほうが多い人。そしてLINEやメール、ウェブページ閲覧が中心で、動画を長時間見ることがほとんどない人。通話をよくする人は、キャリアのほうがお得になる場合もあります」

 基本料金は圧倒的に安いが、格安スマホの通話料金は、30秒につき20円が基準。大手キャリアは、どれだけ通話しても定額という「かけ放題プラン」(例・ドコモ月額2700円)が一般的だ。これを踏まえると、月々の通話時間が「145分以上かどうか」が一つの目安となる。

 記者は長電話はLINEが中心、いまや音声通話は月に1時間程度だ。すぐにでも格安スマホに乗り換えたくなるが、西田さんは「初心者はサポート面を比較したほうがよい」と釘を刺す。

「格安スマホは、店舗を含む運営コストを抑えることで低価格のサービスが維持できるため、専門店をもたないところが多い。ですが、家電量販店などで対面でのサポートを受けられるため、近くに相談できるところがあるかどうかを基準にするのも一つの手です」

 大手キャリアから格安スマホに乗り換える際に、特に注意したいのが「2年縛り」だ。大手キャリア契約者の多くが、2年ごとに自動更新されるプランで契約している。もし解約するなら、この2年ごとの更新時のタイミングでないと「違約金」が1万円程度も発生するという強引すぎる「囲い込み作戦」がある。無駄な出費を抑えるためにも、タイミングを押さえた上で乗り換えたい。

 では、数あるプランの中から自分に合うものをどう選べばよいのか。実際に、シェア上位5社のプランを比較しながら見ていこう。

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