
3度目の朝ドラ出演にして、ヒロインの座を射止めた土屋太鳳(つちや・たお)さん。
「『おひさま』で初めて出て、昨年は『花子とアン』。さすがに、3度目でヒロインは難しいかなぁ、と思っていました」
連続テレビ小説「まれ」は、父親を反面教師に、「夢嫌い」になった主人公が、再び夢を追い、世界一のパティシエを目指す姿が描かれ、能登を舞台に物語が始まる。
「演技は難しいですが、『能登はやさしや土までも』というように、人だけでなく、光までもすごく温かくて。ここでスタートできて良かったですね」
朝ドラと言えば、ハードなスケジュールと言われるが、それも3度目。「昨年、吉高(由里子)さんをそばで見ていたので、ついにきたか、と思いつつ冷静に受け止めています(笑)」
20歳にして、デビュー10年目。ヒロインの希(まれ)同様、「地道にコツコツ」キャリアを築きあげてきた。「私自身、朝ドラを見て育ち、ヒロインが頑張っている姿に元気をもらってきました。だからこそ、今度は恩返ししていきたいですね」
※週刊朝日 2015年4月17日号