42歳での電撃結婚。そして伝説の高齢出産から2年。母として、女優として、ますますパワーアップした水野美紀さんの連載「子育て女優の繁忙記『続・余力ゼロで生きてます』」。3週に渡ってお届けしてきた「キャンプ」だが、いよいよ本番を迎えることに。果たして結果は……?
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テント購入を皮切りに、様々なギアや情報の収集、事前練習としての、千葉のキャンプ場泥だらけバーベキュー、川崎競馬場内の灼熱のバーベキュー、自宅でのテント設営シミュレーション、キャンプギアを使用しての調理練習。
およそ2カ月をかけて、私は2泊3日のキャンプ本番に向けて準備を進めてきた。
初心者3組、経験者2組、子供8人(うち2歳児5人)でのキャンプ。
2日前には、一番の経験者T家の奥さんから、2泊3日のスケジュール表がデータで配布された。
そこには、事前に打ち合わせた料理の分担も書き込まれている。
キャンプの大先輩T家は、ダッチオーブンでの鳥の丸焼き&牛塊肉グリルという経験者ならではのハイレベルな料理を担当。
想像しただけでテンションが上がる。
他にも、やはり経験者のK家がスペアリブと飯盒炊飯を担当。
また、ランチにピザ、子供たちのための流しそうめんといった豪華ラインナップ。
初心者の我々夫婦(というか私)は副菜と朝ごはんを担当することに。
トルティーヤの皮を購入して、現地で野菜炒めとアボカドディップを作り、T家のお肉と巻いて食べられるようにしてみた。
朝ごはんはホットサンド。
ネットで探しまくって厳選したホットサンドクッカーを使って、チーズサンドを提供させていただくことにした。
夫は私が調理している間にチビの相手をする担当。
前日の準備が大変だった。
担当する料理の材料の買い出しをし、キャンプギアをカテゴリー毎に分けてバッグに入れ、大量のチビの着替えとオムツと歯ブラシと、小分けにしたシャンプー、ボディーソープ、お薬セットに水着に帽子にサンダルに……子供のものだけでも沢山ある!