くさか:とてもドキドキします。

矢澤:だからそこにお酒と、可愛い女の子とか入ったらもうやめられなくなると思います。

――普及のためにはもっとフランクな形があっていいと。

矢澤:そうですね。なので以前くさか先生とダブルスを組んでプレイした寿司ギャモンも、普及には良いなと思っています。ガチなプロが寿司を食べながら、手を抜かないでプレーしてるっていうのが面白いなって。

くさか:その時、私は寿司食う係。駒を動かすのは矢澤さんでした(笑)。

一同:(笑)

矢澤:もっと楽しい感じで普及させていきたいなと考えています。

――矢澤さんは大会に多く出られていますが、その大会での出会いは人生においても大きなものでしょうか。

矢澤:日本の大会に参加する人ってゲーム好きというか、大会まで出るというのはよほどマニアックな人で。海外に行くと面白いことに、大会参加費がすごく高かったりするんですね。世界選手権の開催地も、モナコ。

――お金持ちの国のイメージがありますね。

矢澤:そう、世界一の金持ちの国で行われてたりしていて。それで本当に腕のある強いプレイヤーか、お金持ちの方が出ていて。
トランプさんの友達でトランプタワーに住んでいる人もいますし、メキシコとか南米のカジノ王みたいな人もいらっしゃったり。ハリウッドの映画監督の方と友達になって、今度ロスに行った時はスタジオ見学させてあげるよとか言われたり(笑)。

くさか:すごい世界の話ですね……

矢澤:各分野で成功している方達が、バックギャモンを通して集まっていて。それまで知らなかった世界の話を聞けたり、プレイを通して仲良くなったりするわけですから。ピカソの絵を50枚持ってるとかとんでもないじゃないですか!

――別世界の話を聞いているみたいです。

矢澤:どんな話を聞いても信じるようになりました(笑)。漫画にお金持ちの人とか出るじゃないですか。で、実際に海外に行ってお金持ちの人の家に行ったりすると、漫画よりすごいとか結構あるんで……。

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