自宅療養になると家から出られない生活が続く。今や、いつ感染してもおかしくない状況。事前に備えておけば、少しは安心だ(撮影/写真部・高橋奈緒)
自宅療養になると家から出られない生活が続く。今や、いつ感染してもおかしくない状況。事前に備えておけば、少しは安心だ(撮影/写真部・高橋奈緒)

 他に必要なものは何だろう。自宅療養者へのオンライン診療などを実施している「ロコクリニック中目黒」共同代表医師の瀬田宏哉さんは、「体温計、パルスオキシメーター、そして血圧計」を挙げる。

「いわゆるバイタルサインを見極めるために、この三つを持っておいていただけると医師としては判断の際に有用で、ありがたいです。ただ『電池がいま切れていて』というケースも多く、電池の予備も大事です」

 また、扇風機やサーキュレーターもあるといいと言う。

「コロナは対策として『換気』がとても大事です。部屋や自宅のどこを開けると空気の通りがよくなるか、どこに扇風機を置くと換気が効率的かなど、あらかじめ知っておき、家族で共有しておくのもいいと思います」

(編集部・小長光哲郎、野村昌二、ライター・羽根田真智)

AERA 2021年9月20日号より抜粋

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野村昌二

野村昌二

ニュース週刊誌『AERA』記者。格差、貧困、マイノリティの問題を中心に、ときどきサブカルなども書いています。著書に『ぼくたちクルド人』。大切にしたのは、人が幸せに生きる権利。

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小長光哲郎

小長光哲郎

ライター/AERA編集部 1966年、福岡県北九州市生まれ。月刊誌などの編集者を経て、2019年よりAERA編集部

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