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「危ない交差点」ワースト5 事故が起こりやすい現場の共通点は?

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野村昌二AERA
東京都板橋区の「熊野町交差点」。2017年は、全国の交差点でワースト3となる19件の人身事故が起きた(撮影/掛祥葉子)

東京都板橋区の「熊野町交差点」。2017年は、全国の交差点でワースト3となる19件の人身事故が起きた(撮影/掛祥葉子)

危ない交差点事故発生件数全国ランキングワースト5(AERA 2019年6月17日号より)※7位以下のランキングはこちら

危ない交差点事故発生件数全国ランキングワースト5(AERA 2019年6月17日号より)
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危ない交差点事故発生件数全国ランキング7位~17位(AERA 2019年6月17日号より)

危ない交差点事故発生件数全国ランキング7位~17位(AERA 2019年6月17日号より)

 交差点での悲惨な事故が多発している。事故が起きやすい「危険な交差点」はどこか、そしてその特徴とは何か。

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 その交差点は「見通しのいい」場所だった。

 滋賀県大津市にある「大萱(おおがや)6丁目交差点」。琵琶湖の東側をぐるっと囲む湖岸道路の県道559号と市道とが交差するT字路で、県道は時に緩やかなカーブを描きながらまっすぐ続く。

 5月8日、この交差点で右折しようとした乗用車と直進してきた軽乗用車が衝突し、軽乗用車が信号待ちをしていた保育園児らの列に突っ込み、2歳の園児2人が死亡した。

「痛ましい」としか言いようがない交通事故が相次いで起きている。4月には東京・池袋で87歳の高齢者が運転する車が歩行者を次々とはね、女性(31)と女児(3)の母子が死亡。5月10日には、愛知県西尾市で29歳の男性が運転する車に母子がはねられ、母親(33)が亡くなった。6月4日にも、福岡市早良(さわら)区で81歳男性が運転する車が暴走し、車6台が衝突する多重事故を引き起こして運転していた男性と助手席の妻(76)が死亡した。いずれも現場は「交差点」だった。

 警察庁によると、2018年に全国で起きた車同士の事故約37万件のうち約55%が交差点で発生。車と人の事故も約5万件の54%が交差点で起きた。交差点は、もっとも危険な場所の一つといえる。

 こうした「危険な交差点」は、いったい、どこにあるのか。そのヒントとなるのが、一般社団法人「日本損害保険協会」が例年公表している「全国交通事故多発交差点マップ」だ。

 同協会は全国地方新聞社と連携し警察庁の協力を得て、08年(07年調査分)から毎年、1年間に人身事故件数が多かった交差点の都道府県別ワースト5をまとめ、マップとしてホームページで公開している。

 表は、そのマップをランキングしたものだ。17年のワースト1は、福岡市東区の「新二又瀬橋交差点」と宮崎市の「江平(えひら)五差路交差点」で、ともに20件。次いで東京都板橋区の「熊野町交差点」(19件)、大阪市西区の「西本町交差点」(18件)、札幌市西区の「国道5号新川通り交差点」(17件)……。危ない交差点は全国に散らばっているが、なかでも大阪府や福岡県、宮崎県の交差点が目立つ。


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