「新生なでしこ」攻守のカギ握る22歳コンビ レジェンド引き継ぎW杯に挑む (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「新生なでしこ」攻守のカギ握る22歳コンビ レジェンド引き継ぎW杯に挑む

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栗原正夫AERA#W杯
メンバーを固定せず、積極的に若手を起用する方針でチーム作りを進めてきた高倉麻子監督。その采配には賛否の声があるが、本番で結果を出せるか (c)朝日新聞社

メンバーを固定せず、積極的に若手を起用する方針でチーム作りを進めてきた高倉麻子監督。その采配には賛否の声があるが、本番で結果を出せるか (c)朝日新聞社

11年のなでしこジャパン初優勝時はまだ中学3年だった長谷川唯。高い技術に加え、「頭を使ったプレーが得意」と話す通り、卓越した戦術眼が光る (c)朝日新聞社

11年のなでしこジャパン初優勝時はまだ中学3年だった長谷川唯。高い技術に加え、「頭を使ったプレーが得意」と話す通り、卓越した戦術眼が光る (c)朝日新聞社

ボランチの杉田妃和はリーチの長さを生かしたドリブルやボール奪取が魅力だ (c)朝日新聞社

ボランチの杉田妃和はリーチの長さを生かしたドリブルやボール奪取が魅力だ (c)朝日新聞社

「攻撃も守備も相手の流れをつかむことが大切。これまでやってきたように、W杯でも試合を読むプレーができれば」

 同じポジションには11年の優勝メンバーで、4度目のW杯となるベテラン阪口夢穂(31、日テレ・ベレーザ)もいるが、右ひざの故障明けでどこまでプレーできるか未知数なだけに、杉田にかかる期待は小さくない。

 11年の優勝を知るのは阪口、主将の熊谷紗希(28、リヨン)ら5人。14年のU-17W杯を制した長谷川や杉田、昨年のU-20W杯優勝メンバーらを加えたチームはバランスが取れているようにも見える。しかし、8年前、4年前に比べれば、経験不足は否めない。

 世界ランキング7位のなでしこは、グループステージでアルゼンチン(10日、37位)、スコットランド(14日、20位)、イングランド(19日、3位)と対戦する。チーム最年長の鮫島彩(31、INAC神戸)は簡単な試合は一つもないとする。

「スコットランドは急速に力を付けているし、(3月に0-3と敗れた)イングランドは明らかに強い。ただ、厳しい戦いを粘り強くモノにしてきたのがなでしこ。振り返れば優勝した11年大会も準優勝した15年大会も、全部ギリギリの試合でした」

 新生なでしこジャパンにとって初の大舞台。かつてのような泥臭くも懸命な戦いで、再びブームを起こせるか。(スポーツライター・栗原正夫)

AERA 2019年6月17日号


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