頭の良さより「思考力」と「表現力」 子ども将来に必須の二つの力 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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頭の良さより「思考力」と「表現力」 子ども将来に必須の二つの力

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古谷ゆう子AERA#子育て
梅田悟司(うめだ・さとし)/1979年生まれ。コピーライター。電通時代に手掛けた缶コーヒー「世界は誰かの仕事でできている。」などで知られる(撮影/写真部・片山菜緒子)

梅田悟司(うめだ・さとし)/1979年生まれ。コピーライター。電通時代に手掛けた缶コーヒー「世界は誰かの仕事でできている。」などで知られる(撮影/写真部・片山菜緒子)

 中学受験で、試験問題は実際どのように変わっているのか。中学受験の専門家であり、文教大学生涯学習センター講師の早川明夫さんは「理科にしても、社会にしても、丸暗記で解けていたような問題が、用語の意味を本当の意味で理解し、頭に入れていないと解けないような問題になっている」と話す。たとえば、「流域面積」という言葉を本当の意味で理解しているか。「基本的人権」とは何か。ここ3年、それを顕著に感じるようになった。丸暗記の教育を受けてきた教師たちの意識も、少しずつ変わってきているように感じている。

「なぜ種子島でロケット打ち上げを行うのか」といったような、理科とも社会ともつかない、教科の枠を超えた、横断的な設問も出てきた。

「私たちの生活には、“考える教材”が溢れている。だからこそ、普段から『なぜか』『どうしてか』を考えることが大切なんです」

 疑問を大切にする。その疑問を親も一緒になって考える。

「『これは面白い』と興味を持つようになると、子どもは自分から勉強するようになる。経験に基づいたものは説得力があるんです」

 子どもが生きたい人生を生きられるようにと、親たちの奔走は続く。だが、それは親も一緒に成長していくチャンスでもあるのだ。(ライター・古谷ゆう子)

AERA 2018年12月17日号より抜粋


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