増加する「非正規公務員」が女性の活躍の場を奪う理由 (3/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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増加する「非正規公務員」が女性の活躍の場を奪う理由

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渡辺豪AERA#働き方
公務員の女性比率これだけ低い(AERA 2018年2月26日号より)

公務員の女性比率これだけ低い(AERA 2018年2月26日号より)

 兵庫県尼崎市の福祉事務所で生活保護受給者らの就労促進相談員を16年続けてきた林美佐子さん(49)は、就労相談の経験をまとめた著書『顔をあげて。そばにおるで。』を14年に刊行。大学の講義や国の研修にも講師として招かれる「プロの相談員」だ。しかし、林さんの雇用形態は1年ごとに契約更新する非正規職員。週4日勤務で月の手取り額は13万円ほどだ。

 就労相談に来た人に、「安定した仕事に就いてるお前らに何がわかるねん」と言われたとき、思わず「私、非正規やで」と告げた。相手は「えー、そうなん?」と目を丸くしていた。

 相談業務にやりがいを感じ、キャリアを磨いてきた林さんはこう振り返る。

「生活を維持できず辞めざるを得ない、と思ったこともありましたが、何とか副業でつないできました」

 シングルマザーとして2人の子どもを育てる林さんは、常に3、4の副業をもち、生計を維持してきたという。


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