年間200軒のカレーを食べ歩くホフディラン小宮山雄飛さんが語る“カレーの極意” (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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年間200軒のカレーを食べ歩くホフディラン小宮山雄飛さんが語る“カレーの極意”

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編集部・石田かおるAERA#グルメ#朝日新聞出版の本#読書#食
大人から子どもまでみんなが好きなカレー。見ているだけで、おなかがすいてくる。鶏のだしがきいたスープカレーは素材にこだわった小宮山さんのお手製(撮影/写真部・東川哲也)

大人から子どもまでみんなが好きなカレー。見ているだけで、おなかがすいてくる。鶏のだしがきいたスープカレーは素材にこだわった小宮山さんのお手製(撮影/写真部・東川哲也)

 年間200軒のカレーを食べ歩き、作るのも大好きというカレー好き。そんな小宮山さんが伝える、カレー作りの極意と楽しみ方とは。

「ミュージシャンにカレー好きは多いですよ。曲作りに似たところがあるんです」

 そう語るのは、6月に初のカレー本『旨い!家(うち)カレー』(朝日新聞出版)を出版した“音楽界のグルメ番長”ことホフディランの小宮山雄飛さん(42)だ。

「カレーを作るとき、味に派手さを出したいときにはしょうがを、丸みをつけたいときにはヨーグルトを加えたりしますが、最終イメージに向け味を調整しバランスをとっていく作業は曲作りにとても似ています」

 1年間に200軒のカレーを食べ歩き、200皿のカレーを作るというほどカレー好きの小宮山さん。

 しかしそのカレーデビューは、意外に遅かった。子どものころ家でカレーを食べたことがないというのだ。

「母は手作りの料理を大事にし、出来合いのものを使わない主義でした。カレールウにも手を出さなかったため、子どものころ食卓にカレーがのぼることがなかったんです」

 カレーと出会ったのは高校生のとき。東京・高田馬場にあった伝説の店「夢民(ムーミン)」のカレーを食べて衝撃を受け、以後食べ歩くようになった。スパイスを使った本格的なカレー作りにも、雑誌の企画をきっかけにはまった。しかし4、5年ほどして“カレー疲れ”を起こす。

「インドに“カレー”という料理がないことはよく知られていますが、スパイスから作るカレーには正解がないんです。ルウで作るカレーのような、最終ゴールとなる味がない。自由で楽しい半面、味を追求するとキリがなくてドツボにはまることも。作ったら『これがカレー』と言い切ることが大事だったりします」

 本格的なスパイスカレー作りは手間もかかる。次第にハレの日の料理となって日常から遠のいた。そんな小宮山さんを再びカレー作りに引き戻したのは“カレー粉”との出合いだった。


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