北川悦吏子が難病を告白「10万人に1人の病に」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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北川悦吏子が難病を告白「10万人に1人の病に」

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AERA#病気
脚本家北川悦吏子さん(53)きたがわ・えりこ/岐阜県出身。脚本家。17歳になった娘とは、おしゃべりができて楽しい、とほほ笑む。6月に写真詩集『恋をしていた。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版予定(撮影/写真部・小林修)

脚本家
北川悦吏子さん(53)
きたがわ・えりこ/岐阜県出身。脚本家。17歳になった娘とは、おしゃべりができて楽しい、とほほ笑む。6月に写真詩集『恋をしていた。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版予定(撮影/写真部・小林修)

 いまも左耳は聞こえないまま、耳鳴りがしています。潮騒みたいな音だったり、ザリガニがバケツの底をガサガサ這っているような音だったり……。左耳は完全失聴して、もう、聞こえるようになることはありません。

 全く、どうして私ばかりこんな目にあうんだろう、ともちろん、泣いた時間も多いです。 でも、ふと思い出したんです。あ、このセリフ、前に書いたことある。

「どうして私ばっかりこんな目にあうの? 私よりどうでもいいやつ、渋谷歩けば、たくさんいるじゃない?」
 
 04年に書いたドラマ「オレンジデイズ」で、障害を抱えた柴咲コウちゃん演じるヒロインの、追いつめられた時の、本音のセリフです。

 それに対する相手役の妻夫木聡君演じるカイ君のセリフは、「一生、そうやって、なんで私ばっかりって言いながら生きていくのかい?」でした。

 そう。愚痴ってばかりでは、本当に、人生はつまらない。人生が死んでしまいます。自分の書いた作品の登場人物たちに、教えられ、励まされます。

AERA 2015年5月25日号より抜粋


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