コロナ不安の今こそ! 「日本のマザー・テレサ」3つの言葉 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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コロナ不安の今こそ! 「日本のマザー・テレサ」3つの言葉

連載「ナイス・エイジングのすすめ」

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帯津良一週刊朝日#帯津良一
帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

故・佐藤初女さん (c)朝日新聞社

故・佐藤初女さん (c)朝日新聞社

 西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「不安に負けない」。

【写真】故・佐藤初女さん

*  *  *
【ポイント】
(1)自分の心のなかに何か期待できるものを持つ
(2)小さな行動を起こす。友人に打ち明ける
(3)第一歩は困っている人たちに奉仕すること

 コロナ騒動が起きてから、世の中の人たちの不安の度合いが高まっています。コロナは高齢者のほうが重症化しやすいですから、ナイス・エイジング世代が特に不安になるのは無理からぬことです。

 そもそも、不安とは何でしょうか。哲学の世界で語られる不安は、特定の対象への恐怖ではなく、生の本質にかかわる漠とした恐れのことのようです。医学の世界では、「不安神経症」という病名がありました。現在は急性の不安である「パニック障害」と慢性の不安である「全般性不安障害」に二分されています。後者は長期にわたり過剰な不安が持続し、様々な身体症状があらわれます。

 このように哲学的、医学的な不安でなくても、誰でも「安心できない」「心配だ」といった気持ちを持つことがあると思います。こうした不安に負けないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

 私が専門とするがん診療の世界でも不安はつきものです。がん患者さんは治療がうまくいくか不安ですし、治療が終わっても、再発しないかという不安を持っています。

 ところが、患者さんのなかで、不安を感じさせない人たちもいます。その人たちに共通するのは、何かによりどころを見つけている点です。それは、新しい療法であったり、気功であったり、サプリメントであったりしますが、いずれの場合もそのベースにはがん克服への期待感があります。自分の心のなかに何か期待できるものを持つと、それが希望につながり、ひいては免疫力を高めることになります。


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