“平均寿命”をよーく考えてみると…“シニアの人生設計”落とし穴 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

“平均寿命”をよーく考えてみると…“シニアの人生設計”落とし穴

このエントリーをはてなブックマークに追加
野尻哲史(のじり・さとし)/1959年、岐阜県生まれ。2019年5月から、運用・移住・仕事など多面的に退職後のお金との向き合い方を発信するフィンウェル研究所の代表。主な著書に『定年後のお金』(講談社+α新書)、『脱老後難民』(日本経済新聞出版社)など (撮影/写真部・掛 祥葉子)

野尻哲史(のじり・さとし)/1959年、岐阜県生まれ。2019年5月から、運用・移住・仕事など多面的に退職後のお金との向き合い方を発信するフィンウェル研究所の代表。主な著書に『定年後のお金』(講談社+α新書)、『脱老後難民』(日本経済新聞出版社)など (撮影/写真部・掛 祥葉子)

平均寿命の推移 (週刊朝日2019年8月16日―23日合併号より)

平均寿命の推移 (週刊朝日2019年8月16日―23日合併号より)

 ちなみに、20%の確率で生存している年齢を同じ平成28年の簡易生命表で計算すると、男性で91歳、女性で96歳です。家庭という単位でみれば95歳ということを想定していたほうがより安心な計画を立てられるということになります。

「平均」という言葉の持っている危険度は個人の生活に引き直してみると、かなり問題が大きくなるといういい例だと思います。

 退職後の生活に関する考え方で重要なのは、自分の生活に合わせて考えることです。現役時代の生活が退職後の生活を考えるときの大事な起点になります。そしてその起点から自分はどれだけ引き下げた生活水準を設定できるか、と考えていく必要があります。平均と比べる必要はなく、まして他人と比較する必要は全くないのです。

 改めて95歳をターゲットにしてどんな人生を送っていけるのか、じっくり考えていきたいものです。このコラムがそうしたことを一緒に考えていけるものになることを祈念しています。

週刊朝日  2019年8月16日‐23日合併号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい