本当に人気の私大は? 「実志願者数」1位は明治、2位はわずかの差で… (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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本当に人気の私大は? 「実志願者数」1位は明治、2位はわずかの差で…

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吉崎洋夫週刊朝日#大学入試#教育
のべ志願者数がトップの近畿大学(c)朝日新聞社

のべ志願者数がトップの近畿大学(c)朝日新聞社

2018年度の主な私大ののべ志願者数と実志願者数【1/2(1位~20位)】(週刊朝日 2018年5月4日-11日号より)>>【21位~45位はこちら】

2018年度の主な私大ののべ志願者数と実志願者数【1/2(1位~20位)】(週刊朝日 2018年5月4日-11日号より)>>【21位~45位はこちら】

2018年度の主な私大ののべ志願者数と実志願者数【2/2(21位~45位)】(週刊朝日 2018年5月4日-11日号より)

2018年度の主な私大ののべ志願者数と実志願者数【2/2(21位~45位)】(週刊朝日 2018年5月4日-11日号より)

 実志願者数の順位では明治大が6.1万人でトップ。わずかな差で法政大が続き、その後は日本、早稲田、東洋の各大学だ。

 実志願者が最も増加したのは前年比123%の成城大。入学センターの担当者は増加の要因についてこう語る。

「受験生を確保するために広報活動に力を入れている。高校の担当者と直接会うと相手の印象に残る。北海道や福岡の高校を訪ねるなど、地道に取り組んでいる」

 その次は同117%の大東文化大。看護や歴史文化、社会の各学科を新設したことも影響した。

「新設学科の頭文字をとって、『大東文化大学に「カ・レ・シ」ができます』とテレビなどで広報したことも受験生に受け入れられた」(入試広報課の担当者)

 前年比115%の東京都市大では学内に「入学センター」を設置するなど、広報活動に取り組んだ。

「支持を受け続けるためには、大学の軸となる教育と研究が、土台として安定していることが前提であり要」(担当者)

 ここ3年間の増加数で見ると、東洋大が8769人で最も多く、法政大が7564人と続く。両大学とも教育改革や広報に力を入れていることで知られる。東洋大の加藤建二入試部長はこう話す。

「実志願者数を伸ばすには、その大学に入りたいという学生を増やさないといけない。取り組みやビジョン、学生をどう育てているのかなど大学の中身が問われる」

 募集人員や学部数などは各大学で異なるため、実志願者数が多いところが少ないところより人気だとは、必ずしも言えない。慶應義塾大は早稲田大より少ないが、難易度では勝る学部もある。実志願者数は一つの目安として見てほしい。

 併願の状況を示す新たな指標として、のべ志願者数を実志願者数で割った「併願率」も出してみた。

 最も高かったのは千葉工業大の536%。学科併願の受験料を無料にし、複数試験日の併願料を割り引くなど、早くから制度改革に取り組んできた。

「理工系では機械工学とロボット工学など関連している学科が多い。それらを併願していくと高額な受験料になるので、負担を軽減してきた。併願制度を充実させることで、のべ志願者数だけでなく実志願者数も以前より増えています」(入試広報部の担当者)


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