結膜弛緩症の場合は、たるんでいる部分の結膜を切除する手術が有効です。局所麻酔で手術時間は15分程度。縫合しないですむ場合もありますが、縫合した場合は術後異物感や充血が1~2週間程度残ります。一度手術すれば再発はほぼありません。

 島崎眼科・田聖花医師はこう話します。

「下まぶたに沿って涙がたまると、黒目の部分である角膜に涙が行き渡らなくなるため、ドライアイのような状態になります。もともとドライアイのある人は悪化するため、手術をすすめます」

(文/中寺暁子)

※眼の病気&老眼がまるごとわかる 2018 (週刊朝日ムック)