「打者心理はじゃんけんと同じ」古田敦也の「甲子園の観戦術」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「打者心理はじゃんけんと同じ」古田敦也の「甲子園の観戦術」

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古田敦也(ふるた・あつや)/1965年生まれ。89年ドラフトでヤクルトから2位指名され入団。91年にセ・リーグ首位打者となり、リーグ優勝5回、日本一4回。2006年から選手兼任監督を務め、07年に退任、現役も引退した(撮影/写真部・小原雄輝)

古田敦也(ふるた・あつや)/1965年生まれ。89年ドラフトでヤクルトから2位指名され入団。91年にセ・リーグ首位打者となり、リーグ優勝5回、日本一4回。2006年から選手兼任監督を務め、07年に退任、現役も引退した(撮影/写真部・小原雄輝)

──甲子園のライトからレフト方向へ吹く浜風はどのような影響がありますか。

 僕は捕手なので、相手にどう打たれるかを意識します。右打者が多い打線だと、アウトコースに速い球を投げればライトオーバーに打たれることはなくなります。長打を打たれたくないときの配球が変わってきますね。

──投手のプレートの踏み方にも注目しますか。

 一般的には、右投手で三塁側を踏む投手はスライダー系が得意なんです。アウトコースに向かって投げればより角度がつく。一塁側を踏む投手は、シュート系を投げたい投手のことが多いですね。あとは藤浪(晋太郎・阪神)みたいにコントロールが悪い投手。三塁側を踏んで、球が抜けると打者に当たってしまう。一塁側を踏んでいれば、抜けても当たるまではいかないので、抜け癖のある投手は一塁側を踏むことがありますね。

──最後に、番組の解説で心がけていることはなんでしょうか。

 投げた、打った、勝った負けた以外で重要なプレーを解説してあげたいと思っています。盗塁を刺すサインプレー、シフトを敷いてバント処理をするというような、みんなで動くチームプレーは、相当練習しないとできない。簡単そうに見えて難しいんだ、ということをくんであげたいです。そしてプレーの一つひとつに理由があって、選手の心の動きがある。僕は捕手出身で常に相手の心理を考えていたので、そんなプレーがあれば喜んで解説したい。それこそ僕の仕事だなと思っていますね。

週刊朝日 2017年8月18-25日号


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