会見では14回おじぎをくり返した (c)朝日新聞社
会見では14回おじぎをくり返した (c)朝日新聞社

 甘利ショックが冷めやらぬ中、育児休暇取得をブチ上げていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)の“臨月(ゲス)不倫”が表面化し、早々に議員辞職へと追い込まれた。首相官邸、自民党が火消しに躍起となったが、閣僚の失言や問題発言も相次ぎ、“アベ政治”に波紋が広がっている。

 2月12日の1時間に及ぶ釈明会見では、相手の女性とは今年1月4日の通常国会召集日に出会い、電話やメールで連絡して計3回会ったと説明。事実確認の直撃取材には、「どうにかして(不倫を)ごまかせないものだろうかと考えてしまいました」と吐露した。

 不倫について、「非常に未熟な、人間としての欲が勝ってしまった」と事実関係を認めた宮崎氏。加えて「結婚後に(報じられた女性以外の)女性と関係がなかったとは申しません」と、ほかの女性と不倫をしていたことも明かした。

「宮崎氏は以前、加藤紘一元自民党幹事長の三女・鮎子氏と結婚して婿になったが、浮気がばれて、わずか3年で離婚。永田町で3本の指に入るほどの根っからの女好きで、いつか女性関係で問題を起こすと思っていた。仲間だと思われたくないし、自民党の恥だ」(同世代の自民党衆院議員)

 宮崎氏は、身長188センチ、早稲田大学商学部卒業。IT関連会社などを経て、2012年の衆院選公募に応じ、叔父のいる衆院京都3区から立候補し、2期連続で当選している。

 宮崎、金子夫妻と当選同期の大久保三代・前衆院議員が2人の様子を語る。

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