横浜高校の名将・渡辺前監督「コミュニケーションをはかるのが難しい時代」を語る (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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横浜高校の名将・渡辺前監督「コミュニケーションをはかるのが難しい時代」を語る

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週刊朝日
ベンチから戦況を見つめる渡辺氏(04年夏の甲子園) (c)朝日新聞社 

ベンチから戦況を見つめる渡辺氏(04年夏の甲子園) (c)朝日新聞社 

 監督生活も50年近くなり、甲子園で5度も優勝することができました。しかし、栄光を手にした選手だけが優れていたわけではありません。甲子園に出場できなかった歴代の選手がいて、最後の夏に背番号をもらえずに終わる選手もたくさんいます。それが死にものぐるいで努力した結果であれば、彼らは敗北者ではない。勝負事に明暗があるのは仕方ないこと。勝った者と同様に、敗れた者もたたえられるべきです。

 卒業式の日、涙を流しながら、「ユニホームは着られませんでしたが、横浜高校で野球をやれて良かったです」という選手の声を聞くと、私の教育は間違っていなかったと思います。そんな彼らに私は「人生の勝利者になれ」という言葉を贈ります。

 成功より失敗、栄光より挫折、勝利より敗北から学ぶことがある。私に言わせれば、高校野球は教育の一環ではなく、教育そのものなんです。

週刊朝日 2015年10月9日号より抜粋


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