試行錯誤で定まらない巨人に優勝は無理? 東尾元監督の見立て (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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試行錯誤で定まらない巨人に優勝は無理? 東尾元監督の見立て

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
優勝へのキーポイントは「エース」(※イメージ)

優勝へのキーポイントは「エース」(※イメージ)

 トップチームが混戦しているセ・リーグ。優勝へのキーポイントは「エース」だと、東尾修元監督は分析する。

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 ソフトバンクが優勝へのカウントダウンを開始しているパ・リーグと違い、セ・リーグは阪神、巨人、ヤクルトが激しく競り合っている。広島も優勝は難しいかもしれないが、3位以内に入る可能性は十分ある。120試合以上消化しても、ここまで差がつかないのだから、最後まで優勝争いがもつれる可能性は高いよな。

 本来、優勝するチームというものは春先からいろんな戦力を使いながら、夏を過ぎたところで戦い方が固まってくる。打順、先発ローテーション含めて、新しい力がこれから出てくるとは考えられない。3連覇中の巨人は、この時期になっても4番を日替わりにしたり、序盤から捕手に代打を出したりと、試行錯誤を重ねている。これだと最後まで戦い方が定まらないだろうから、どうやって目の前の1勝をもぎとるか策を巡らすしかない。巨人は原監督の采配が優勝への大きなウェートを占めると思うよ。

 阪神はクローザーの呉昇桓につなぐまでの中継ぎ陣に不安があるし、打線も試合によって波がある。ヤクルトは川端、山田、畠山と中軸の破壊力は抜群だが、先発陣が弱い。打力中心のチームは、一度歯車が狂うと大型連敗につながる可能性がある。どこまで勢いで勝ちを拾えるかだ。

 以前、このコラムで、シーズンの優勝予想をする上での基準に「救援陣の充実」を挙げた。だが残りの期間での勝敗となると話は別だ。

 最後の最後で相手を上回る1勝、負けられない天王山での1勝、ということを考えた場合は「エース」に着目したい。巨人・菅野智之、阪神・藤浪晋太郎。ヤクルトはあえて挙げるなら小川泰弘か。菅野、藤浪は当然のように中4日前後で回る時が来るだろう。エース対決となる試合も出てくるだろうし、中4日でも球威が落ちない馬力も重要になる。


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