「垣根がなくなった」SNSがもたらした漫画界の革命 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「垣根がなくなった」SNSがもたらした漫画界の革命

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日
いしかわじゅんさん(左)と大沼聡子さん夫妻(撮影/倉田貴志)

いしかわじゅんさん(左)と大沼聡子さん夫妻(撮影/倉田貴志)

夫:SNSができて連絡がとりやすくなったのが大きいね。それまでは漫画家は出版社の専属で囲われていたんだけど、ツイッターなどで連絡とりあうようになって垣根がなくなった。毎年ギャラリーを借りて、手作りのTシャツの展示即売イベントを続けているんですよ。

妻:夏休みの宿題みたいに、前の晩になるとタグをつけたりするのを手伝わされるんですよ。「なんでいつも計画的にやらないの!」と言うんだけど(笑)。

――妻は年に数冊のレシピ本を作る。夫はそれがうらやましかったりする。

夫:女房が手がけた本はみんな増刷になるんだよね。おれの本なんかと比べものにならないくらい売れる。

妻:こうやったら販路が広がるんじゃないとアドバイスはするんですが、ぜんぜん聞かないから。わたしの作る本は「おいしそうに見えるのはどっちの表紙?」とか相談するんだけど。

夫:自分の本は自分の好きなように作りたいから、ひとの意見は聞かない(笑)。女房がすごいのはね、レシピ本を作る際に、ぜんぶの料理を1回うちで試しにつくるんですよ。

妻:校正刷りを見ながら手順を追ってつくるんです。例えば「ここでボウルから移す」というプロセスが抜けていてわかりにくいとか、実際につくってみると気づくんですよね。

夫:妥協がない。徹底していて、ベトナム料理が何日も続いたりする。うまいからいいんだけど(笑)。

週刊朝日  2015年5月22日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい