NHK朝の番組の顔である有働由美子アナウンサー。数年前にニューヨークで特派員生活を送っていたが、当時の男性関係について、作家の林真理子氏との対談で赤裸々に語った。

*  *  *

林:特派員として、ニューヨークに行かれましたよね。ニューヨークでもモテたでしょう。

有働:私、向こうで8キロ太っちゃったんです。やせなきやと思ったんですけど、そもそも向こうはみんなが太くて、むしろおなかがジーンズからベロンと出てるぐらいがセクシーな感じだったので、私、バーでちょっと座るとあっちからもこっちからもすぐに声をかけられて、それでちょっと勘違いしましたね。(笑)

林:そんなにモテモテだったんだ。

有働:大手投資銀行なんかにお勤めの、「これだ!」と思うようなきちんとした男性が言い寄ってきて、「ああ、私は国際結婚するためにここに来たんだ。それが運命なんだわ」と思ったんですけど、そういう男性はほとんど全部ゲイでした。(笑)

林:向こうにいる日本の商社マンやニューヨークの総領事館に勤めているような人は?

有働:みんな結婚されていたんですよ。いちばん最初に取材で会った日本人の男性が、身長180センチぐらいあってすごくやさしくて、英語ができない私をケアしてくれて、8カ月ぐらい毎日のように一緒にごはんを食べていたんです。いつも家の前まで送ってくれて、私が家に入るまで見ていてくれるような人だったんですよ。クリスマスイブも一緒にいて、「僕たち、来年のクリスマスイブも、そのあともずっと一緒にいられるといいよね」って……。

林:それってプロポーズじゃないですか。

有働:私、確実にプロポーズだと思って、テレちゃって、「そんなこと言ってェ! 手も全然つながないしさ、ゲイじゃないの?」と言ったら、「えっ、わかる?」って。

※週刊朝日 2012年8月17・24日合併号