
「煉獄杏寿郎」に関する記事一覧




『鬼滅の刃』「遊郭編」のメッセージは「生きろ」―煉獄杏寿郎から継承された鬼殺隊の本懐
【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 『鬼滅の刃』は、か弱い人間が生身のまま「鬼」という強大な敵と戦うことから、戦闘による死者・負傷者の数が極めて多い。そして、鬼の討伐にあたる剣士たちの年齢が比較的低いことから、「若者の生命を軽んじているのでないか」という批判にさらされたことがあった。しかし、アニメ2期「遊郭編」が内包するテーマは「生きる」ということではないか。遊郭編4話では、キャラクターのセリフから、「生」のメッセージを感じ取ることができる。ここでは『鬼滅の刃』における「生」と「死」のありようについて考えてみる。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました>

『鬼滅の刃』宇髄天元が引き継いだ煉獄杏寿郎の“遺志”――炭治郎たちに見せる「柱」としての背中
【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 いよいよアニメ版『鬼滅の刃』の遊郭編が始まった。待望の新シリーズでは、美しい「音柱」宇髄天元が登場する。煉獄杏寿郎の死によって悲しみにくれる炭治郎たちは、“ド派手な”宇髄のペースに巻き込まれ、いつものにぎやかさを取り戻していく。情熱的だった煉獄と冷静で飄々(ひょうひょう)とした宇髄。タイプは違えども、炭治郎たち後輩剣士への思いは「柱」として同じであった。煉獄から宇髄、そして炭治郎たちへ継承された“遺志”とは――。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました>





『鬼滅の刃』ファンが注目する煉獄杏寿郎の「目」の表情 劇場版と原作の“違い”に隠された秘密とは
【※ネタバレ注意】以下の内容には、映画、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 10月10日、『鬼滅の刃』アニメ2期のスタートを飾る作品として、テレビ版オリジナル「炎柱・煉獄杏寿郎」が放送される。そこで注目したいのが煉獄杏寿郎の「表情のちがい」である。劇場版と原作コミックスでは、ところどころで「煉獄の表情」が異なり、彼の苦悩や悲哀に“あるニュアンス”が加えられていた。特に煉獄の大きな特徴である「目」の描かれ方は、鬼滅ファンの間でも話題になることが多い。ここでは、表情のちがい、特に目の描写に注目して煉獄の“心のうち”を考察してみる。

煉獄杏寿郎よ、永遠に 『無限列車編』で煉獄が最後に見た“夢”が暗示していたもの
【※ネタバレ注意】以下の内容には、映画、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 25日、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が地上波で初放送された。映画公開直後から煉獄杏寿郎の雄姿には多くの人が涙したが、初めて『鬼滅の刃』を観た人たちの心にも感動をもたらしたにちがいない。クライマックスは猗窩座戦だが、実は魘夢戦で煉獄が見た“夢”をめぐる描写には謎も多く、鬼滅ファンの間でもさまざまな意見がある。今回は魘夢戦での煉獄杏寿郎の“夢”を中心に振り返り、彼が人生をかけて守りたかったもの、大切にしたかったものを考察する。

『鬼滅の刃』で最もサイコパスな鬼・魘夢 人の“弱み”に付け込む鬼が超えられなかった“人の強さ”
【※ネタバレ注意】以下の内容には、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』および既刊のコミックスのネタバレが含まれます。 25日に地上波で初放送された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、敵側のメインキャラクターである魘夢のサイコパスな言動や“異能”の力が不気味さを際立たせた。魘夢は人の“弱み”につけこむ卑劣な鬼だが、魘夢との戦闘によって浮かび上がったのは、炭次郎たち人間の“心の強さ”だった。『無限列車編』の地上波初放送にともない、魘夢のサイコパスな特性を考察した2021年5月5日のAERA dot.の記事を再配信する。

『鬼滅の刃』の主人公はなぜ竈門炭治郎なのか?――典型的な「少年漫画のヒーロー」を“主役”にしなかったワケ
『鬼滅の刃』の公式キャッチコピーに「これは、日本一慈しい(やさしい)鬼退治」という言葉がある。このフレーズはまちがいなく、物語の主人公・竈門炭治郎の「優しい人柄」に由来している。炭治郎は正義感が強く、ときおり激しい怒りも見せるが、「すべての鬼を」単純に憎むこともできず、鬼との戦いのたびに胸を痛めていた。さらに炭治郎は時々主人公らしくない「弱音」も口にする。こうした迷いこそが「竈門炭治郎らしさ」であり、『鬼滅の刃』では彼を主人公にする“必然性”があった。その意味について考察する。【※ネタバレ注意】以下の内容には、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。
特集special feature



