冷戦期以降、北極のバレンツ海と並ぶ弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)のパトロール海域であり、その周辺には何重もの防衛網が張り巡らされて「要塞」化されていたオホーツク海。日本と隣接し、脅威にも感じるが、日本はどんな対露戦略をとるべきなのか。ロシアの軍事・安全保障を専門とする小泉悠氏が、朝日新書『オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』から一部を抜粋、引用部分などは削除し、再編集して解説する。
ロシアが日本に強い執着を持つことはない? 対露外交に失敗した日本の戦略はいかにあるべきか
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