安倍元首相死去から2年でも残る「負の遺産」の弊害 青木理氏「アベノミクスの失敗で日本は“安い”国になった」 7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件から2年がたった。現場となった奈良市の大和西大寺駅北口前の広場には献花台が設けられ、今年も多くの人が足を運んだ。その一方、この2年間で、安倍政権時代には覆い隠されていた「政治のゆがみ」も表出した。特にこの1年では、安倍派を中心とした自民党の政治資金パーティーの裏金づくりが大きな社会問題となった。『安倍三代』(朝日文庫)の著書があるジャーナリストの青木理氏に、改めて安倍氏の残した「負の遺産」が今の日本に与える影響について聞いた。 安倍晋三青木理アベノミクス物価高 7/10
唐澤俊介 アベノミクスにあって岸田政権の経済政策にないもの 「所得減税に効果なし」と専門家がダメ出し 岸田政権の支持率下落が止まらない。今年10月の朝日新聞の調査によれば、支持率は30%を切り、不支持率は2012年末に自民党が政権復帰して以降、最低の60%に達した。物価対策などを柱とした経済対策を発表しても、なぜ支持率が下げ止まらないのか。経済評論家の加谷珪一さんは、岸田政権の経済対策には「物語」が欠けている、と指摘する。その真意を聞いた。 岸田政権アベノミクス 10/22
「アベノミクスは資本家が成長するための政策」 置き去りにされていく“働く人々” 法政大学教授水野和夫氏は経済学者ケインズの言葉を借り「豊かにすること」はあくまで中間目標でその先に「明日のことを心配しなくていい社会」を目指さなくてはならないと主張する。水野氏を取材した朝日新聞社編集委員の原真人氏の新著『アベノミクスは何を殺したか 日本の知性13人との闘論』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、いま必要な「新しい資本主義」について紹介する。 書籍朝日新聞出版の本アベノミクス 7/30
「失敗」と断定できないアベノミクス 効果はないが、やらないという選択はできなかった 政治、経済を中心に評論活動をおこなっている社会思想家であり、有力な保守論客でもある佐伯啓思氏は安倍政権について、外交・安全保障も含めて「近年これだけ仕事をした政権はない」と一定の評価をする。新著『アベノミクスは何を殺したか 日本の知性13人との闘論』(朝日新聞出版)を上梓したアベノミクスの名付け親である原真人氏は、それに対し批判的な立場から論争形式でインタビューを仕掛ける。白熱したインタビュー内容の一部を同書から抜粋、再編集し、紹介する。 アベノミクス書籍朝日新聞出版の本経済 7/28
池田正史 デフレ脱却「道半ば」で凶弾に倒れた安倍氏 アベノミクスは引き継がれるか 「(アベノミクスは)大きな成果を上げてきたとはいえ、まだまだ道半ばで今後もそのリーダーシップを必要としていただけに、誠に残念でなりません。残された我々が改めて一層の努力を重ねていくことこそが、安倍元首相の遺志に報いることになると信じています」 アベノミクス 7/10 週刊朝日
古賀茂明 古賀茂明「デジタルもグリーンも菅義偉首相では無理」 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、全国いたるところで、悲劇が生じている。どこを見ても悪いことばかりなのだが、一つだけ良いことがある。 GDPアベノミクスグリーン古賀茂明政官財の罪と罰新型コロナウイルス菅義偉首相 4/13 週刊朝日