AERA with Kids+ Woman MONEY aerauniversity NyAERA Books TRAVEL

「AERAマネー」に関する記事一覧

45億円トレーダー・テスタさん「悪い人からお金でだまされないため」の条件とは?
45億円トレーダー・テスタさん「悪い人からお金でだまされないため」の条件とは?   4月13日発売の「AERA Money2021春号」に載っている、大好評連載「テスタの失敗論」よりポイントを抜粋してお届け。45億円トレーダーの生の声は必読。 *  *  *  先日、僕はツイッターで「これさえ覚えておけば、だいたいの投資系詐欺は回避できるので必読」と題して、箇条書きをつぶやきました。    2005年に僕が投資をはじめたときからずっとそうですが、「投資」に関する日本人のイメージはよくありません。  その理由の一つは、投資を利用した詐欺が多いからということもあると思います。「なんとかファンドに投資したが、だまされていた」といったニュースを耳にすると、「投資って怪しい」と感じるようになるのでしょう。  そこで今回は、「悪い人からお金でだまされないため」の条件についてお話ししたいと思います。    その(1)、投資詐欺を回避する最初の心構えは「人にお金を預けない」こと。  投資系詐欺で一番多いのは「こういう高利回りの金融商品や不動産があるから1口100万円で出資しませんか」といった誘い文句でお金を集めるものです。  そもそも、他人にお金を預けたら勝手に増やしてくれるほど、投資の世界は甘くありません。そうした売り文句は詐欺の可能性が高い、という当たり前のことに気づいたほうがいいです。    もちろん、まっとうな投資信託なんかも「お金を他人に預けて投資している」という点では同じですね。  そこでその(2)は、「元本保証はありえない」。  投資して元本を失いたくないという気持ちが強いので、詐欺商品も「元本保証」をうたうとお金の集まりがよくなるようです。しかし金融商品に関する法律では、販売業者に金融商品のリスク説明を義務づけています。つまり、元本保証という言葉が出た時点で「これはおかしいぞ」と思うようになってほしいです。  その(3)は「無料メルマガから変な場所に誘導されないようにする」。  ボランティアではない以上、「無料で情報提供」というのは、未来の有料サービスやアフィリエイト(成果報酬型広告)リンクへの「誘い水」だという認識を持ちましょう。無料メルマガのすべてが悪いとは言いませんが、一生、無料で情報提供するだけで、お金儲けへの導線はゼロの商売なんて、99%ありません。  ちなみに僕のツイッターに来るメッセージは「投資を教えて」「お金貸して」「お金ください」の3つが主で、投資系の勧誘話はありません(笑)。 ※アエラ増刊『AERA Money 2021春号』より抜粋 (構成/安住拓哉、編集部・中島晶子、伊藤忍)
「つみたてNISA」の投資信託 コロナ禍1年間の値上がり1位とワースト1位は?
「つみたてNISA」の投資信託 コロナ禍1年間の値上がり1位とワースト1位は? コロナ禍で「つみたてNISA」の口座開設数が急増している。4月13日発売の「AERA Money2021春号」では、これからつみたてNISAをはじめる人のために「仕組みと活用法」をまとめている。   「つみたてNISA」の管轄である金融庁によると、2020年末の口座数は300万口座を突破。1年間で1.6倍まで急増し、買い付け総額も6878億円超と前年の2.3倍まで増えた。世の中では静々と、つみたてNISAブームが起こっていたのである。  つみたてNISAって何?という初心者のために解説しておこう。そもそもNISAとは「Nippon Individual Savings Account=日本の個人貯蓄口座」の頭文字をとったもの。 「貯蓄」といっても、実際は投資。投資信託(以下、投信)などを買って得た利益に税金がかからない、お得な非課税投資制度だ。    投信や株式を買った価格より高く売ることで得られる「値上がり益」や、毎年の収益から投資家に還元される「配当金」「分配金」には通常、税金がかかる。  その税率は、所得税と住民税に復興特別所得税を加えた20.315%。この約20%の税金が一切かからないことがNISAの一番のメリットだ。  NISAには、一般NISAとつみたてNISAの2種類がある。それぞれ毎年投資できる金額や、利益が非課税になる期間が決められている。  つみたてNISAの場合、年間40万円までの投資金額に対して最長20年間、税金がかからない。同じ金額を毎月つみたてるとしたら、月間つみたて額は約3万3000円になる。    投資対象は、金融庁の認めた、販売手数料が無料で運用コストの安い投信とETF(上場投信)だけ、というのもつみたてNISAの大きな特徴だ。 「いや、自分はNISAで個別企業の株を買いたい」という人は、つみたてNISAではなく、毎年120万円まで最長5年間は税金のかからない一般NISAを選択する必要がある。    これまで著書などを通じてつみたて投資を勧めてきたファイナンシャルプランナーの横山光昭さんは、つみたてNISAを勧める。 「最長20年という時間を味方につけて、資産を大きく増やせるのが、つみたてNISAの優れた点です。  プロに運用をお任せする投信に、毎月、少額からつみたてられますから、ビギナーも簡単にはじめられます。ほったらかしにしていることが逆に資産形成につながる面もあるので、投資しているのを忘れるくらいがちょうどいいかもしれません。  ただし、運用はプロにお任せでも、最初に『じゃあ、具体的にどの投信を買おうか?』についてだけは自分で選ぶ必要があります」    実際、つみたてNISAの対象となる投信の運用成績は千差万別。初心者が数多くの投信の中から10年、20年とつみたて投資を続ける「よき伴侶」を選ぶのは難しい。    2020年1月からの1年間だけで見てみよう。つみたてNISAでつみたてられる投信の中で運用成績が一番よかったのは、「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」。投信の値段に相当する「基準価額」は1年で約10%、上昇した。  一方、この期間に最も成績が悪かったのは日本の債券をメインに投資するバランス型のインデックス型投信。たまたま、この1年は、中国や台湾、韓国など新興国の株式で運用する投信の成績がよく、国債など日本の債券を投資対象にした国内債券型投信の成績が悪かったわけだ。 「つみたてNISAの投資先選びで注意したいのは『株は怖い、危ない』と必要以上に恐れて、債券型投信を選んでしまうことです。  中でも国内債券の投信は銀行に定期預金しているのと実質的にはほとんど変わらない運用方法。運用の手数料分、負けてしまうことにもなりえます」    年間40万円に設定されたつみたてNISAの貴重な非課税投資枠をわざわざ使って投資するのはもったいない、ということだ。 「つみたて投資をしようと思う人で、貯金がゼロという人は少ないでしょう。貯金の形で安全資金はある程度持っているわけですから、つみたてNISAではリスクを取りながら高い運用成績を非課税で狙える投信を選ぶのがいいと思います。一番のおすすめは外国の『株式』の投信です」    年間で40万円までしかつみたてられないものの、最長20年間運用を続ければ、総額では最大800万円もの資金を非課税で運用できる。この非課税枠をどれだけ活用できるかが成功の秘訣だ。    余談だが、年間40万円だときっちり12(カ月)で割り切れない。これは金融庁がボーナス併用も考慮に入れて決めたのだろうか……。きっちり非課税枠を使い切りたい人は、金融機関であらかじめ増額月を指定しておこう。 ――続きはアエラ増刊『AERA Money 2021春号』ー (取材・文/安住拓哉、編集部・中島晶子、伊藤忍)

この人と一緒に考える

勝間和代流「人生を幸せにするお金のレシピ」とは?
勝間和代流「人生を幸せにするお金のレシピ」とは? 経済評論家として大人気の勝間和代さん。最近は経済のみならず、ストレスフリーで自由な人生を目指すための簡単なコツを100個も収録した『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』がベストセラーになっている。  ここで、アエラ増刊「AERA Money」に勝間さんが執筆した、お金に対する考え方の一部を紹介しよう。タイトルは「お金は人生をどう彩るかを自分で決める絵の具です」。 ◇◇◇  こんにちは、勝間和代です。これから『AERA Money』で定期的に、自分を幸せにするためのお金の話をしていきたいと思います。 私たちは自分でできること以外は原則としてほとんどすべて、他の人の手を借りなければなりません。他の人の手を借りるとき、たいてい必要になるのが「お金の支払い」です。 そして私たちは人の手を借りるために必要なお金を、逆に人のお役に立つことで報酬として得て、お金を循環させています。ある意味、お金の循環というのはお互いの人生の交換であるといえるでしょう。 自分の人生を誰と一緒にどのようにつくり上げていくかという「絵」を描くとき、「どの人からお金をもらって、そのお金を誰と使うのか」ということを考えながら全体のスケッチやデザインをしていかなければなりません。 お金を稼ぐときも、不本位な稼ぎ方をしてしまうとその絵が汚れてしまいます。また、お金を使うときにも、やはり濁りのない自分の好みの色で描きたいものです。 そうやって考えると、単に「安いから」とか「みんなが持っているから」といった理由でモノやサービスを買うのは、ばからしいと思うようになります。また、ある程度は収入があったほうが好きな色で好きな絵を描けるようになります。 私たちが他の人から収入を得るときにも、しっかりと美しい色を相手に渡し、「相手の絵をよりすばらしいものにできないか」ということを考えたいものです。その人の人生に参加するわけですから。 自然界にはお互いが共生してエコシステムを作り上げ、中長期的にいろいろな生物が繁栄できるような仕組みがたくさんあります。お金も全く同じです。私たちは酸素や食べ物の代わりにお金を交換することで、お互いをより幸せにする方法を模索しているといえるのではないでしょうか。 お金をたくさん稼ぐことについても、「自分以外の人をたくさん幸せにすることができれば、その結果としてお金がついてくる」と考えましょう。そうすれば、自分の収入を上げるためのヒントが見つかると思います。 ――続きはアエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』でーー (文・勝間和代 編集・中島晶子)
1位はニッセイの爆安投資信託! 先進国株式ファンド人気ランキング
1位はニッセイの爆安投資信託! 先進国株式ファンド人気ランキング 経済が新型コロナウイルスで大打撃を被っているのに、アメリカをはじめとする先進国の株式は崩れない。初心者がはじめての資産運用として買うことの多い投資信託でも、ダントツ人気は先進国の株式に投資する「先進国株式ファンド」だ。 アエラ増刊「AERA Money今さら聞けない投資信託の基本」では、アメリカ、イギリス、ドイツなどの先進国に投資するファンドの純資産総額(投資家から集まった金額の合計)を徹底調査し、多い順にランキングした。 純資産総額が大きいファンド=人気があるファンドと考えて差し支えない。見事1位に輝いたのは、ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」だ。 2位は三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」。いずれも純資産総額は4ケタ億円の大台に乗せている。 関心するのは、見事に信託報酬が0.1023%と激安な投信がトップ2になっていること。個人も、いざ買うとなったらコストをきっちり調べて安いものを選んでいるのである。 それにしても、先進国の株価は本当に今後も有望なのだろうか。株価が実体経済からカイ離していることに対する違和感を唱える人も多く、「バブルではないか」という発言も絶えない。 この疑問に対し、マネックス証券執行役員 チーフ・ストラテジストの広木隆さんは即答した。 「そもそもマーケットは常に実体経済より一歩先の反応をするのが大前提です。金融業界では『織り込む』という言葉を使います。この先の回復をマーケットが見込んでいれば株価は高値を保ち続けるし、不安要素が出ればとたんに暴落する。どんな識者より正確に将来を見通すのが『ミスター・マーケット』です。その意味で私は先進国株式全般に強気の判断をしています」 なお先進国株式ファンドというネーミングでも、中身の70%近くは米国株。続いてイギリス、フランス、スイスなどの株が3~4%の割合で組み入れられている。 (構成/大場宏明、新藤良太、編集部・中島晶子、伊藤忍) ※アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』の記事に加筆・再構成

特集special feature

    1位は三菱のあの投信! 米国株式ファンド人気ランキング
    1位は三菱のあの投信! 米国株式ファンド人気ランキング 新型コロナウイルスの流行以降、投資信託を買う人が激増している。特に人気なのは、米国のアマゾン、アップル、グーグル(アルファベット)などの株式が多く組み入れられた「米国株式ファンド」だ。  AERA増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』では、5000本以上も販売されている投資信託の中から「米国の株式のみ」に投資するものを調査し、売れている順にランキングした。  一般の人が検索できる証券会社や投信評価会社の投信情報には「米国の株式だけに投資するファンド」という分類がないため、貴重なデータといえるだろう。  ダントツの1位は三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。2位以降に「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が続く。  いずれも信託報酬(投資信託のコスト)が0.1%以下と激安な点も評価できる。  そもそも今後の米国株市場はどう動いていくのだろうか。マネックス証券チーフ・外国株コンサルタントの岡元兵八郎さんに聞くと、米国株について強気だという。  その根拠として、企業業績のV字回復見通しと、FRB(連邦準備制度理事会)による金融市場への限りない流動性の提供を挙げた。  米国政府はコロナ対策として経済を一時的に止める一方、迅速な経済対策とFRBによる大量の資金供給を実施した。この結果、企業業績は44%もの大幅減益となった4~6月期で底をつけた。2021年は1~3月期に13%増益、4~6月期に64%増益と急回復が見込まれている。 「今後の強気相場を引っ張っていくのは、引き続きGAFA+M(グーグル=アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム+マイクロソフト)でしょう。これらグローバルIT企業と経済回復の恩恵を受ける銘柄の両輪での投資を考えてもいいかもしれません」(岡元さん) (構成/大場宏明、新藤良太、編集部・中島晶子、伊藤忍) ※アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない投資信託の基本』の記事に加筆・再構成
    6 7 8 9 10

    カテゴリから探す