
「鉄道」に関する記事一覧
特集special feature


東海道新幹線の熱海駅に日本で初めて「ホームドア」から48年 いまだ全駅設置にならない理由
6月17日、JR東京駅で車いすの男性が東北新幹線のホームから線路上に転落し、救助された。ホームドアが設置されていれば防げた事故だったが、となりのJR東海の東海道新幹線ホームにはホームドアが設置されている。東北新幹線の管轄はJR東日本だ。記事の前編<<東京駅の新幹線「ホームドア」JR東海にはあるのにJR東日本にないのはなぜ? 実は全く異なる設置基準>>では、各社で異なる新幹線のホームドアの設置基準について関係者に聞いた。この後編では、新幹線をきっかけに始まったホームドア導入がいま技術的な課題や費用の壁に直面している現実を取材した。


400mの勾配を上って「橋の上」停留所に到着する54年前横浜の路面電車 敷石に見覚えアリ?
1960年代、都民の足であった「都電」を撮り続けた鉄道写真家の諸河久さんに、貴重な写真とともに当時を振り返ってもらう連載「路面電車がみつめた50年前のTOKYO」。前回に引き続き、本年3月に廃止50年を迎えた横浜市交通局(以下横浜市電)の思い出を綴る。横浜市電の橋上停留所は国鉄(現JR)東海道本線と同貨物線(現横須賀線)と相模鉄道本線、両線の北西側を流れる帷子川(かたびらがわ)の上を乗り越える長いスパンの平沼橋(平沼線/平沼橋)と尾張屋橋(浅間町線/尾張屋橋)に存在した。前回は平沼橋を紹介したが、今回は平沼橋から約1000m南西方向に所在した尾張屋橋のエピソードを紹介しよう。

鉄道・バスの無料Wi-Fiサービス相次ぐ終了 大規模通信障害のトラブル時にも使えるのにナゼ?
6月末、東京メトロは地下鉄車内での無料Wi-Fiサービス「Metro_Free_Wi-Fi」の提供を終了した。東京都営バス、東武鉄道の一部車両でも同様の動きがある。政府は無料の公共Wi-Fiサービスを社会インフラと位置づけ、東京五輪開催に向けて整備を推し進めてきた。ところが、五輪終了後、その動きが後退しているように感じられる。先日発生したKDDIの通信障害のような事態に陥っても、公共Wi-Fiはバックアップ回線として使えるメリットもある。いま、なぜ公共交通機関で無料Wi-Fiサービスの終了が相次いでいるのか。
