
週刊朝日
特集special feature

古川雄大が語るミュージカル「セリフが突然歌になる展開に戸惑った」
グランドミュージカル「エリザベート」といえば、日本で最も人気の高い演目の一つ。オーストリア帝国皇后エリザベートの生涯を軸に、帝国支配の終焉と新時代の萌芽を描いたこのヨーロッパ発のミュージカルは、ミュージカル俳優なら一度は演じてみたいと思うような、魅力的な役の宝庫である。現在、押しも押されもせぬミュージカル界のエースである古川雄大さんが、ミュージカルの難しさと面白さ、その両方の洗礼を受けたのもこの「エリザベート」だった。若手俳優の登竜門と呼ばれるエリザベートの息子・ルドルフ役を、オーディションで掴んだのは11年前。24歳のときだった。




