人はなぜ「君たちはどう生きるか」を語るのか 宮崎駿が82歳で到達した“純度”の高さ 宮崎駿(82)の10年ぶりの監督作「君たちはどう生きるか」が公開中だ。宣伝も事前情報もほぼなしで公開された作品を、私たちはどう見るべきか。AERA 2023年7月31日号より紹介する。 宮崎駿 7/25
白人社会で生きる黒人女性の居場所は 実際に起きた死亡事件をもとにしたドラマ 作家のラマはフランス北部の町・サントメールで、ある裁判を傍聴する。被告はセネガル出身の女性ロランス。生後15カ月の娘を海辺に置き去りにし、殺人罪に問われていた。次第にラマは母親との関係に悩む自身をロランスに重ねる──。実際の事件の裁判記録をもとにした胸に迫るドラマ。「サントメール ある被告」。アリス・ディオップ監督に見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 7/23
親密な友情から生まれる後悔、悲劇からの再生を繊細に描く映画「CLOSE/クロース」 13歳のレオとレミは幼なじみの大親友。が、中学校に入学した初日、親密すぎる様子をクラスメートにからかわれたことで、レオはレミにそっけない態度を取ってしまう。やがて2人は大げんかをして──。誰もがどこか思い当たる思春期の揺れや後悔、そして悲劇からの再生を繊細に描いた珠玉作「CLOSE/クロース」。脚本も務めたルーカス・ドン監督に見どころを聞いた。 7/16
ryuchellさん「自分らしさを隠していた経験があるから悩みに寄り添える」 生前語っていた思い タレントのryuchellさん(27)が7月12日、亡くなったことが判明しました。AERA 2022年9月5日号の現代の肖像では「自分らしさを隠していた経験があるからこそ、同じような悩みを持っている人に寄り添える」と語っていたryuchellさん。現代の肖像の全文を掲載します。(年齢などは当時)。 ryuchell現代の肖像 7/12
支え合いながら芸に生きる女性たち ドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」が映した疑似家族のような温かさ 港家小そめは、五代目港家小柳(こりゅう)の浪曲を観て弟子入りを決意した。曲師の玉川祐子の家で小柳に稽古をつけてもらい、終わると3人で茶菓子を囲む。穏やかな日常のなか、師匠との別れのときが迫っていた──。ドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」の川上アチカ監督に見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 7/9
ドラマ「エルピス」で話題の俳優・岡部たかしが50歳でブレークした理由 俳優、岡部たかし。ドラマ「エルピス」のセクハラ暴言プロデューサー・村井役で、岡部たかしの名前は一気に全国に広がった。岡部自身も売れることをあきらめていた矢先の大ブレーク。だが、その演技力は高く評価されていた。俳優仲間の岩谷健司は「あれは運命的なものだった」と言う。岡部が引っ張り上げられるまで、どんな道を歩んできたのだろうか。 現代の肖像 6/30
男性優位の映画業界へ、膨大な取材をもとに切り込んだリアル・フィクション ジェーン(ジュリア・ガーナー)は映画プロデューサーを夢見て、映画業界に飛び込んだ新人アシスタント。早朝、誰もいないオフィスで雑用をし、ボスに電話で暴言を吐かれても、黙々と働く。が、ある出来事をきっかけに疑問が湧き上がり──。膨大な取材をもとに編まれたリアル・フィクション映画「アシスタント」。キティ・グリーン監督に見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 6/25
戦争に巻き込まれる市民の恐怖をリアルに伝える映画「世界が引き裂かれる時」 ロシア国境に近いウクライナ東部ドネツク州。2014年、妊婦イルカ(オクサナ・チャルカシナ)と夫トリクの家を親ロシア派分離主義勢力が誤爆する。壁に開いた穴を塞ごうとする二人だが、村はロシア側の武装勢力に占領されていく──。日常にしのびよる戦争の影が不気味に映し出される映画「世界が引き裂かれる時」。脚本も務めたマリナ・エル・ゴルバチ監督に見どころを聞いた。 6/18
同性愛を通して伝統と個性と絆が丁寧に描かれる映画「青いカフタンの仕立屋」 モロッコの海沿いの街。ミナ(ルブナ・アザバル)は夫のハリムと伝統衣装カフタンの仕立て屋を営んでいる。病を抱えるミナのため、ハリムは若い男ユーセフを助手として雇う。だが、二人を見守るミナの心は複雑で……。同性愛というモロッコ社会のタブーに踏み込む挑戦的な作品「青いカフタンの仕立て屋」。脚本も務めたマリヤム・トゥザニ監督に見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 6/11
“狂った女たち”を描く最新作「波紋」 監督が見せた“荻上流”シビアさ・コミカルさのバランス 荻上直子監督の最新作「波紋」は、水を信仰する宗教団体に傾倒する主婦を主人公に描く。主婦監督自身も「自分の中の意地悪な部分や邪悪な部分を前面に出してみたい」と思ったという、本作への思いを聞いた。AERA 2023年6月5日号の記事を紹介する。 6/5
〈先週に読まれた記事ピックアップ〉102歳現役美容部員「何より自分のご機嫌をとる」 長生きと健康のためにいちばん大切なことは「今を楽しく」 ポーラ美容部員100歳メイク堀野智子102歳、今より元気に美しく長生き健康美容朝日新聞出版の本 6/12