母と娘が「故郷の海の環境保護」で結びつく 社会問題に切り込んだ人気小説が待望の映画化 海洋生物学者のアビー(ミア・ワシコウスカ)は母の病を知り、オーストラリアの海辺の町に帰郷する。アビーは8歳で巨大な魚ブルーバックと出会ったときのこと、活動家として闘う母とは別の方法で海を守ろうと故郷を後にした日々を思い返す──。ベストセラー小説の待望の映画化となった「ブルーバック あの海を見ていた」。監督と脚本を務めたロバート・コノリーさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/17
チェチェン紛争で「暴力的な民族」と称された人々を3年追った「アダミアニ 祈りの谷」 東ジョージアのパンキシ渓谷。キスト(チェチェン系ジョージア人)と呼ばれるイスラム教徒たちが暮らす牧歌的な谷は、チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられてきた。ゲストハウスを営むレイラ、元戦士でガイドのアボなど谷で生きる人々の3年間を追ったドキュメンタリー「アダミアニ 祈りの谷」。竹岡寛俊監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/10
俳優・若葉竜也が語る「演じることを嫌ってきた14年間を救ってもらえた」瞬間とは 12月に公開の映画「市子」で、市子の恋人を演じる俳優、若葉竜也。失踪した恋人を捜す姿は、劇中で強烈な印象を残す。大衆演劇一座に生まれ、小さなころから「チビ玉三兄弟」として、テレビの密着取材が入るほどの人気だった。そこに若葉の居場所はなかった。それでも演じることは捨てられなかった。映画に救われたという思いが根底にある。 12/8
「この家は悪夢そのもの」 妻は認知症、夫が心臓病の老夫婦の最期を2分割画面で描く一作 本で溢れたアパルトマンに暮らす夫(ダリオ・アルジェント)と妻(フランソワーズ・ルブラン)。妻は認知症を患い、夫は心臓病を抱えている。離れて暮らす息子(アレックス・ルッツ)が心配するなか、妻の症状は重くなり──。画面を2分割する「スプリットスクリーン」で老夫婦の最期の日々を描く「VORTEX ヴォルテックス」。ギャスパー・ノエ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/3
世界状況が悪化した歴史の転換点であるいまこそ学ぶ 衝撃のホロコースト証言シリーズ第3弾 リトアニア出身のユダヤ人、ダニエル・ハノッホ(91)は、9歳でゲットーに送られ、12歳でアウシュヴィッツ強制収容所へ連行される。悪名高きヨーゼフ・メンゲレ医師に気に入られて収容所生活を生き延びていくが、そこにあったのは真の地獄だった──。衝撃のホロコースト証言シリーズ第3弾「メンゲレと私」。監督のクリスティアン・クレーネスさんとフロリアン・ヴァイゲンザマーさんに本作の見どころを聞いた。 11/26
「全員を平等に報じないのはおかしくないですか」 選挙取材歴25年のライターを追う一作 フリーランスライター・畠山理仁(50)。選挙取材歴25年、候補者全員を取材することを信条に選挙のおもしろさを記事にしてきた。2022年7月、畠山は参院選・東京選挙区で34人の候補者全員取材をスタートさせる。睡眠時間平均2時間。タイパもコスパも度外視な畠山を追いかけたドキュメンタリー「NO 選挙,NO LIFE」。監督の前田亜紀さんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 11/19
1935年のパリを舞台に「女性同士の連帯=シスターフッド」を描いたフランソワ・オゾン監督最新作 映画「私がやりました」の舞台は1935年のパリ。新人女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)は有名な映画プロデューサーに「愛人になれ」と抱きつかれ、彼を突き飛ばして帰宅する。が、彼が殺され、容疑者に。困惑するマドレーヌに友人で弁護士のポーリーヌは「私がやりました」と自白する筋書きを考え──。俳優のナディア・テレスキウィッツさんに本作の見どころを聞いた。 11/12
「4年間で撮影できたのは4人」 全体の1%である自宅出産を選んだ女性と助産師を追ったドュメンタリー 東京都練馬区にある「つむぎ助産所」。アットホームな雰囲気のなか助産師の渡辺愛さんが妊婦と二人三脚で赤ん坊を取り上げる。北区の「みづき助産院」の助産師・神谷整子さんは院を閉めようとしていた──。99%の出産が病院で行われるいま「1%」を選んだ4人の女性と助産師を追ったドキュメンタリー「1%の風景」。監督の吉田夕日さんに見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 11/5
世界のベストバー100選出のバーテンダーが作る至福の一杯 ロジェリオ 五十嵐 ヴァズ スモールアックス取締役・Bar TRENCH チーフバーテンダー、ロジェリオ 五十嵐 ヴァズ。世界のベストバーにも選ばれる「Bar TRENCH」は、日本でもあまり知られていなかったアブサンやビターズをいち早く取り入れた。ロジェリオ 五十嵐 ヴァズは、チーフバーテンダーとしてシェイカーを振る。ブラジルに生まれた日系ブラジル人3世。シンプルな中に遊び心をプラスしたカクテルに加え、優しい笑顔と、どこか捉えどころのない魅力にひかれた客が、今日も訪れる。 現代の肖像 11/3
実事件を基に描かれる田舎vs.都会 映画「理想郷」」は移住者と地元の人の軋轢というテーマが「共感」を生む フランス人夫婦アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)は都会からスペインの村に移住する。スローライフを目指し、村を活性化しようとしていた二人だが,隣人兄弟は彼らを歓迎せず、嫌がらせをするようになる。そんななか事件が起こる──。実事件を基にした物語「理想郷」。主役である俳優のドゥニ・メノーシェさんに見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 10/29
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