孤独を感じていた少女が、他人から想われたことで変わる物語「コット、はじまりの夏」 1981年、アイルランドの田舎町。9歳の寡黙な少女コット(キャサリン・クリンチ)は大家族のなかでも学校でもどこか浮いた存在だ。ある夏休み、コットは遠い親戚であるキンセラ夫婦に預けられることになる。子どものいない夫婦のもとで、ゆっくりと時を過ごすうちにコットに変化が訪れる──。「コット、はじまりの夏」のコルム・バレード監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/28
「100万ドルの夜景」と呼ばれたネオンを完全再現 失われつつある香港を回顧する一作 メイヒョン(シルヴィア・チャン)はネオン職人だった夫(サイモン・ヤム)に先立たれ、閉鎖したはずの夫の工房を訪ねる。そこには夫の弟子だという青年がいた──。かつて「100万ドルの夜景」と言われながら法改正でその9割が姿を消した香港のネオンへの憧憬と現在を映し出す「燈火(ネオン)は消えず」。脚本も務めたアナスタシア・ツァン監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/20
北朝鮮から脱北のリアルを描く サンダンス映画祭で開催直前までシークレットとされた一作 韓国で脱北者を支援するキム牧師に、ロ一家を助けてほしいとの連絡が入る。幼い子どもと老人を含む5人は中国の山間部で路頭に迷っていた。一家は無事に脱北できるのか──。脱北者の過酷な旅に密着し、2023年のサンダンス映画祭で開催直前までシークレットとされたドキュメンタリー「ビヨンド・ユートピア 脱北」。マドレーヌ・ギャヴィン監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/14
何にも頼らず生きる女性が「人を愛する」勇気の大切さを教えてくれる最高のラブストーリー ヘルシンキのスーパーで働くアンサ(アルマ・ポウスティ)は理不尽な理由で仕事を失う。工事現場で働くホラッパ(ユッシ・ヴァタネン)は気が滅入る日々を酒でやり過ごしている。二人はバーで出会い惹かれ合うが、不運な偶然からすれ違ってしまい──。アキ・カウリスマキ監督待望の新作となる「枯れ葉」。主演のアルマ・ポウスティさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/31
「クラスに女性器のある男子がいるよ」 性自認の苦悩を今一度考える映画「ミツバチと私」 8歳のアイトール(ソフィア・オテロ)は家族とスペイン・バスク地方にバカンスにやってきた。「ココ(坊や)」と呼ばれるのを嫌い、水着に着替えたがらないアイトールの様子に母は気づいているが、どう接していいかわからない。唯一、養蜂家の叔母だけがアイトールの苦悩を理解する──。映画「ミツバチと私」のエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/24
ヴィム・ヴェンダース監督「役所さんの演技にカメラマンが泣いてハラハラ」 「PERFECT DAYS」の舞台裏 第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」。東京の公共トイレ清掃員のささやかな日常が、世界の人々の心を動かした。ヴィム・ヴェンダース監督と主演の役所広司の対談が実現。AERA 2023年12月25日号より。 役所広司 12/23
“困った子”だったトットちゃんの自由な学びの場 いま子どもたちに必要な「自分の居場所」 42年ぶりの続編出版とアニメーション映画化が話題の「窓ぎわのトットちゃん」。時を経て共感を集めているのは、トットちゃんを取り巻く環境。今の子どもたちにも必要とされているオルタナティブ教育とは。AERA2023年12月18日号より。 12/18
黒柳徹子がアニメ映画化にOKした想い 42年ぶり“トットちゃん”続編から伝わるメッセージ 42年ぶりの続編出版で話題の「窓ぎわのトットちゃん」。初の映像化となるアニメーション映画も公開中だ。いま、なぜトットちゃんなのか。AERA2023年12月18日号より。 12/17
ディズニーヒロインの転換点は「アナ雪」 その“伏線”にはピクサーの存在があった 創立100周年を迎えたディズニー。「白雪姫」から最新作「ウィッシュ」まで多くのヒロインを生み出してきた。時代とともにアップデートされるヒロイン像が見せる未来とは。AERA2023年12月18日号より。 12/17
母と娘が「故郷の海の環境保護」で結びつく 社会問題に切り込んだ人気小説が待望の映画化 海洋生物学者のアビー(ミア・ワシコウスカ)は母の病を知り、オーストラリアの海辺の町に帰郷する。アビーは8歳で巨大な魚ブルーバックと出会ったときのこと、活動家として闘う母とは別の方法で海を守ろうと故郷を後にした日々を思い返す──。ベストセラー小説の待望の映画化となった「ブルーバック あの海を見ていた」。監督と脚本を務めたロバート・コノリーさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 12/17
〈先週に読まれた記事ピックアップ〉102歳現役美容部員「何より自分のご機嫌をとる」 長生きと健康のためにいちばん大切なことは「今を楽しく」 ポーラ美容部員100歳メイク堀野智子102歳、今より元気に美しく長生き健康美容朝日新聞出版の本 6/12