ryuchellさんとひろゆきさん(photo 写真部・松永卓也 hair&make up megu)
ryuchellさんとひろゆきさん(photo 写真部・松永卓也 hair&make up megu)

 ひろゆき:そうですね。本当に理解する気のない人には、伝わらないだろうなと思っているんですけど。例えば、「神様いる」という人と「神様がいない」という人とが分かりあえることってないじゃないですか。だから、無理なものは無理だなって思うんです。よくryuchellさんは若いころから「自分の感情」と、こうしたほうがいいという「聞き分け」ができるようになりましたね。

■若い世代って変に「勉強ができている」ところがある(ryuchell)

ryuchell:僕は、SNSがきっかけでテレビに出るようになって。だからSNSで「こういう発言をしたら炎上する」みたいな……若い世代って変に「勉強ができている」ところがあると思うんですよね。だからテレビでこういう発言をしたら炎上するからしない、みたいな。「言葉選び」には、気を付けてはいます。いるんですけどそれでも、感情的になっちゃうときってありません? そういうときはどうしているんですか?

ひろゆき:僕、もともと感情的になることって、あんまり無いんですよね。

ryuchell:感情的になったり怒ったりとか、むかついたりとか……そこまでには至らない、ということですか?

ひろゆき:むかついたりとかは、あるんですけれど……あんまり、他人のせいだと思わないようにしているんですよね。なんか、むかつく自分が悪いって思うようにしているんで。

ryuchell:ええええっ?

ひろゆき:例えば、足を踏まれたとする。何分か経ったときに、「あっ、むかっ!」と、踏まれたことを思い出して頭にくる人っているじゃないですか。僕の中には、足を踏まれてむかつくんだったら「必ずその場で言い返す」というルールがある。言い返しをしなかった以上は、言い返しをしないほうがいいと思った理由が自分の中にあるんだな、と。騒がないほうがいいとか、相手も故意にやったわけじゃないからとか、そんなことを言ってもしょうがないな、とか。5分後に足が痛いなぁと思っても、それがむかつくにならない。そのときの行為において、自分は正しいことをしたと思っているんで。

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好かれるにこしたことないが、無理することない