4月、小室さんは金銭問題について自らの見解を文書で公表。自身の母親と元婚約者との間に生じたトラブルについて、計28ページに及ぶ文書で説明した。

「あの珍妙な論文形式の“小室文書”は、自分の賢さと自分が悪くないという主張を押し付けたいだけで、謝罪や説得をする気があるのか、関係者がなぜあれで良しとしたのか全く不明でした。内容を噛み砕いてひとことで言えば、『俺と母ちゃんは悪くない』ということ。読んだ人は誰も納得していなかったと思います。ただ、母親がどのようにお金を調達して生きてきたかは、彼の責任ではないところもあります」

 報道によると、「皇族であった者としての品位保持の資に充てるため」として支給される一時金を、眞子さまは辞退する意向にあるとされる。

「一部で、自分たちの税金が少しでも小室さんのために使われるのを許せないという声があります。心情はわかりますが、そもそもの制度の目的から、そのお金の支給には、人格が一定程度優れているなどの条件があるわけでなく、極端なことをいえば、相手がクズだってもらえる。歴史をひっくり返せば(詳細に点検すれば)、クズな人格の相手と結婚した皇族出身者だっているかもしれませんよ。『結婚するのはいいけど、一切お金は受け取るな』『小室さんは皇族のお金を使って弁護士資格を取得したようなものだ』と非難する声もありますが、お金の出所や使い道に対する批判や不満というよりは、お金そのものにまつわる妬みも含まれていると思います。そうでなければ、批判すべき税金の使い道は他にたくさんあるわけです。テレビ番組など見ていても、生まれつきセレブな人はうらやましがられるけど、幸運でほかの人が手にしないお金を手に入れられる場合は、ずるいと思われてしまう傾向がある気がします」

 眞子さまは、日本で婚姻届を出し、皇籍離脱後に米国で小室さんと生活する見通しだ。

英国王室ヘンリー王子と結婚したメーガン妃のように、小室さんがリアリティーショーなどと契約してお金を稼ぐこともできる状態になるかもしれませんね。これだけ話題になったのだから、『結婚は反対』とはいえ、拒絶反応があるということは興味関心が高いということ。高視聴率をたたきだすのではないでしょうか。似たような家柄同士だったら通じるあうんの呼吸が、異なる家柄では通用しないということはあるので、常識と考える範囲が違ったり、想定外の発想で何かを始めるということはあり得るでしょう。夫婦の存在によって皇室が批判に晒されるような事態になれば、宮内庁は結婚後も敏感にならざるを得ないかもしれませんが、それはいろんな親が負っているリスクでしょう」

次のページ
運がよければ幸運、悪ければ傷ついて……