J2に降格してしまうチームは…混沌としてきた「J1残留争い」の行方 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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J2に降格してしまうチームは…混沌としてきた「J1残留争い」の行方

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G大阪はシーズン途中に宮本恒靖監督を解任 (c)朝日新聞社

G大阪はシーズン途中に宮本恒靖監督を解任 (c)朝日新聞社

 2月末に開幕した今季のJリーグはすでにシーズンの半分を戦い終え、東京五輪の中断期間(代替試合は実施)を経て、いよいよ勝負の後半戦を迎える。優勝争いは今季も川崎が独走し、それを横浜FMが猛追している状況だが、同時に注目されるのがJ2降格争い。例年よりも2チーム多い「下位4チームがJ2自動降格」という特別ルールの下、より激しさを増して行くことになる。

 すでに危険水域に達しているのが、横浜FCだ。22試合を終えて勝点11(2勝5分15敗、得失点差-37)で断トツの最下位。昨季15位で迎えた今季は、オフに経験豊富なベテランを補強して「攻撃的スタイルでのトップ10入り」を掲げたが、開幕戦での1対5の大敗から6連敗の滑り出しとなり、4月7日、8試合を終えて1分7敗、5得点22失点という段階で、下平隆宏監督が“今季第1号”の解任となった。

 その後、新たに早川知伸氏の下で出直しを図ったが、チーム状況は好転せず、失点数はリーグワーストの51失点(1試合平均2.3失点)。クラブはMFアルトゥール・シルバ、GKブローダーセンの獲得を発表し、さらに外国人選手の補強を進めているが、果たして救世主になれる実力があるのか。7月11日の中断前最後の試合で約2カ月ぶりの2勝目を挙げたことをキッカケとし、中断期間中にチームが変わることができなければ、2012年の札幌(9月29日、7試合を残して降格決定)を上回る「史上最速のJ2降格」の危険性が高まることになる。

 開幕前は優勝候補の一つに挙げられながらも、現在19位に沈んでいるのがG大阪だ。シーズン序盤に新型コロナウイルスの集団感染が発生したことで消化試合が15試合と少ないが、それでも勝点14(3勝5分7敗、得失点差-7)という成績は、非常に不甲斐ない。特に攻撃陣の連携不足が目立ち、15試合で7得点というクラブ史上最悪レベルの得点力不足に陥っている。すでに5月14日付で宮本恒靖監督を解任する“大ナタ”を振るったが、後任監督との交渉が不調に終わったことも大きな誤算。体制継続が決まった松波正信監督は、2012年にもシーズン序盤に緊急登板した経験があるが、その時も悪い流れをなかなか変えることができず、クラブ史上初のJ2降格という結末となった。


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