「何一つ自分で決めた経験がない」と生きづらさを感じている42歳女性に、鴻上尚史が勧めた「良い子卒業宣言」の後の具体策 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「何一つ自分で決めた経験がない」と生きづらさを感じている42歳女性に、鴻上尚史が勧めた「良い子卒業宣言」の後の具体策

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

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「何一つ自分で決めた経験がなく」「自己肯定感が皆無」と、生きづらさを感じている42歳女性。誰にも言えずに悩んでいるという相談者に、鴻上尚史が勧めた「判断できる情報を吸収する」具体策とは。

【相談109】「常に穏便に、言われた通りに生きていれば丸く収まる」というように生きてきました(42歳 女性 葵上)

 人生に行き詰まっています。40代契約社員の女性の葵上です。

 子どもの頃から、親にはお金がないと言われながら育ち、私立はダメ、留学はダメ、大学は地元の国立のみ、と言われ、高校は確実に入れるところ、大学は地元の国立、と言われた通りに進学し、就職は超氷河期で入れた会社に入社して結婚・出産。今は、子どもは高校生と中学生になりました。夫は仕事はできますが、人の気持ちを考えることができないひとで、10年前に女性に言い寄っているメールを見てしまい、そこから信用できなくなってしまいました。メールを見たことは言っていません。女性には既婚者に興味がないとふられていました。

 思えば何一つ自分で考えて決めたという経験がなく、常に穏便に、言われた通りに生きていれば丸く収まるというように生きてきて、自分がどうしたいのかわからなく、生きることに支障が出てきました。

 子どもの頃から仲の悪い両親の間に入り気を遣い、布団で泣いたり、時にはおどけたりしてきました。虐待されたことは一切ないのですが、冷やかされたり、酔っ払った親族の喧嘩を間近に見たりと、あまり普通ではない育ち方をしたのかも知れません。

 それでも若い頃はなんとか若さでカバーしてきたのですが、歳をとるにつれて、生きづらさを感じるようになりました。

 仕事で何かあっても、すぐに自分のせいだと思ってしまったり、相手の気持ちを考えすぎて疲れます。自信、自己肯定感が皆無です。

 幸いにも子どもたちは、勉強は苦手ですが、友達に恵まれ楽しく学校生活を送れているようで、そこはうれしいです。

 夫が仕事を頑張ってくれているおかげで、サラリーマンとしては高収入の部類かも知れませんが、最近はコロナによる在宅勤務のストレスなのか、数カ月無視されたり、出社が始まった今は時々外泊もしたりしています。


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