登板すれば“炎上”の投手も… 今季限りで退団が濃厚な「新助っ人」は? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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登板すれば“炎上”の投手も… 今季限りで退団が濃厚な「新助っ人」は?

西尾典文dot.
開幕から苦しい投球が続くスコット (c)朝日新聞社

開幕から苦しい投球が続くスコット (c)朝日新聞社

 ヤクルトも弱点である投手陣を補強するために獲得したイノーア、クックという二人が期待外れの状況だ。イノーアは高い制球力が武器でオープン戦、練習試合から先発の一角として度々マウンドに上がっていたが、立ち上がりから失点する試合が続いて7月下旬には登録抹消。約1カ月の調整期間を経てリリーフとして一軍昇格を果たしたものの、9月1日の阪神戦ではサンズにサヨナラホームランを浴びるなど、そこでも結果を残すことができなかった。高い制球力が売りだったがストライクゾーンで勝負できるボールがなく、かわそうとしてカウントを悪くして自滅するというパターンが多い印象だ。

 もう一人のクックも開幕から調子が上がらずに二軍での調整が続き、ようやく8月下旬に一軍初登板を果たしたが、2度の先発はいずれも序盤から失点して敗戦投手に。その後リリーフに配置転換となったが、安定感には欠ける投球が続いている。150キロを超えるスピードが持ち味という触れ込みだったが、実際は140キロ台中盤が多く、必殺の武器となる変化球も見当たらなかった。

 パ・リーグの投手では西武で先発の一角として期待されたノリン、楽天の抑え候補だったJ.T.シャギワが苦しい状況だ。ノリンは開幕から出遅れて二軍での調整が続き、8月29日にようやく一軍初登板。最初の2試合こそ6回を投げて3失点以内に抑えて試合を作ったが、その後は序盤に崩れる試合が続き、9月26日の楽天戦では左肩の不調を訴えて1回で降板している。トルネード気味の独特のフォームが話題となったが外国人投手にしては球威がなく、パ・リーグの強打者相手には厳しい印象だ。

 シャギワは開幕から7試合連続で無失点と好スタートを切ったが、徐々に調子を落として崩れる試合が増え、ここまで防御率6点台に沈んでいる。150キロを超えるスピードはあるものの数字ほどの威力が感じられず、ボールの角度もない。少し変則的なモーションが徐々に慣れられてしまったというのが現状である。何か大きな変化がないと、このまま敗戦処理で終わる可能性が高いだろう。


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