“男女の壁”を超えた戦いも…昭和の香りも残る「体育館」でのプロレス名勝負 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

“男女の壁”を超えた戦いも…昭和の香りも残る「体育館」でのプロレス名勝負

山岡則夫dot.
“男女の壁”を超えて神取忍と戦った天龍源一郎 (c)朝日新聞社

“男女の壁”を超えて神取忍と戦った天龍源一郎 (c)朝日新聞社

 東京で思い浮かぶのは、東京五輪を記念し65年4月に完成した旧・大田区体育館。2008年に老朽化で閉鎖解体、同地には現・大田区総合体育館ができ2012年から使用されている。

 日プロが長く使用していたが、72年3月6日の新日本旗揚げ興行が有名。メインはアントニオ猪木vsカール・ゴッチ戦でゴッチがフォール勝ちを収めた。

 89年4月18日には全日本の三冠ヘビー級王座統一戦が開催。ジャンボ鶴田vsスタン・ハンセン戦は、勝った鶴田が初代三冠王者となった。

 みちのくプロレスも東京でのビッグマッチをたびたび開催。印象的なのは94年4月29日、場外カウント無しのエニウェアルールでのヨネ原人vsウェリントン・ウィルキンスJr.戦。ヨネを会場外の噴水に落とすなどめちゃくちゃな展開で、ファンと共に会場内大移動で収拾がつかなかった。メインでは新崎人生が『拝みケブラーダ』を披露した。

 そして95年12月8日の天龍源一郎vs神取忍戦。男女の枠を超えた歴史的対戦も忘れられない。

 54年4月に完成した東京都体育館は、国立競技場に隣接する神宮の杜の一角にある。老朽化のため86年に1度閉館、90年に全面改築。呼称も現在の東京体育館となった。

 東京の聖地的『体育館』は多くの団体が使用した。中でも63年5月24日、日本プロレスでのWWA世界ヘビー級選手権での試合が有名。力道山vsザ・デストロイヤー戦は、視聴率64%を記録した。

 改築以後は興行開催は激減している。そんな中、90年5月14日の全日本で大事件が発生。2代目タイガーマスクが試合中にマスクを脱ぎ捨て、素顔の三沢光晴になった。

 千葉では56年1月開場の千葉公園体育館(千葉)が馴染み深い。老朽化が激しく、2023年前後をメドに新体育館に生まれ変わる予定だ。しかし築50年以上経つ歴史の中では多くの名勝負があった。

 90年6月5日、全日本の三冠ヘビー級選手権での番狂わせには驚いた。テリー・ゴディが王者・ジャンボ鶴田を破り、外国人初の三冠王者となった。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい