「かつて木下さんをブレークさせた島田紳助さんですよ」と語るのは大手芸能事務所のマネジャーだ。

 島田紳助さん(64)といえば、2011年8月に芸能界を引退するまで、人気司会者として数多くの番組で活躍。その一つの「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)で“おバカキャラ”としてブレークしたのが木下だった。

 木下は同じく“おバカキャラ”として人気を集めた里田まい、スザンヌとともに女性ユニット「Pabo」を結成。“ヘキサゴンファミリー”のつるの剛士、上地雄輔、野久保直樹による男性ユニット「羞恥心」とともに「羞恥心 with Pabo」として、08年には「第59回NHK紅白歌合戦」への出場も果たした。

 いわば、木下にとって紳助さんは自身をブレークさせてくれた恩人とも言える存在なのだ。

「紳助さんは自身も元ヤンキーということもあって波長が合ったのか、当時、木下さんのことを娘のようにかわいがっていて、番組以外の仕事の相談などにも乗ってあげていたそうです。芸能界引退後はほとんど公の場に姿を現していない紳助さんですが、昨夏に古巣の吉本興業が闇営業騒動で窮地に追い込まれた際には週刊誌のインタビューに答え、大崎洋会長、岡本昭彦社長体制を後押しする発言をしました。また、今年1月には“ヘキサゴンファミリー”のmisonoがYouTubeチャンネルを開設した際にも突然配信番組に出演して、話題を作ってあげていた。親分肌で面倒見のいい紳助さんが、木下さんの窮地に何らかの動きをみせるかもしれないと、注目されています」(前出のマネジャー)

 もっとも、いくら義理堅い紳助さんといえども、後輩の藤本が木下に不倫を繰り返されていたとなれば、いい気はしないだろう。紳助さんが先のmisonoのYouTubeチャンネルの配信番組に出演した際には、こんな気になる場面があった。

「番組中で“ヘキサゴンファミリー”の近況の話題になり、紳助さんが『スザンヌも離婚したし、フジモンも離婚したしな』と木下さんと藤本さんの離婚に言及した際、『フジモン、頑張れ?!』と元夫の藤本さんにはエールを送る一方で、木下さんについては名前すら出さなかったのが印象的でした。その口ぶりから、藤本さんとは芸能界引退後も連絡を取り合っているようなので、もしかすると離婚の内情を知り、藤本さんに対しては同情的な反面、木下さんにはあきれている可能性もある。とはいえ、藤本さんが今後も元妻を支え続けると宣言しているので、木下さんというよりは藤本さんのために、紳助さんが一肌脱ぐ可能性はあるかもしれません」(バラエティー番組を手掛ける放送作家)

 果たしてかつての恩人が木下の“救世主”となるのか、否か。(伊藤茂)