J1でも上位クラスの完成度…「歴代最強のJ2チーム」はどこだ? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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J1でも上位クラスの完成度…「歴代最強のJ2チーム」はどこだ?

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川崎フロンターレで圧倒的な得点力を誇ったジュニーニョ (c)朝日新聞社

川崎フロンターレで圧倒的な得点力を誇ったジュニーニョ (c)朝日新聞社

 この年、柏が敗れたのはわずか2試合。2回戦制への移行により試合数は36試合と少なくなったが、最終的に23勝11分け2敗の勝ち点80、71得点、24失点の得失点差プラス47で優勝した。翌年には名門サンパウロから獲得したジョルジ・ワグネルや、現在フランスのマルセイユでプレーする酒井宏樹などの活躍でチーム力がまた一段とアップ。23勝3分け8敗の成績で、史上初となるJ2、J1の連続優勝を成し遂げている。新戦力のプラスアルファがあったが、J1復帰後に即優勝という結果は元のチームの完成度があってこそだった。

 その少し前、2008年のサンフレッチェ広島も圧倒的な強さでJ2を制した魅力のあるチームだった。前年の2007年に入れ替え戦の末にJ2降格の憂き目に遭い、駒野友一とウェズレイがチームを去ったが、ペトロヴィッチ監督とともにエースFW佐藤寿人をはじめとした他の主力たちは軒並みチームに残留。

 DFストヤノフ、DF槙野智章、MF柏木陽介、MF青山敏弘、MF森崎和幸、MF森崎浩司、MF高萩洋次郎といった面々が「ミシャ式」の戦術を体現し、3月のゼロックス・スーパーカップに勝利した後、リーグ戦では第1節から最終節まで常に首位に立ち続け、最終的に42試合で31勝7分け4敗の勝点100、99得点35失点の得失点差プラス64で他を圧倒しての優勝。FW佐藤寿人が28ゴールで得点王に輝いた。翌2009年にはJ1で4位の好成績でACL出場権を獲得したことも、このチームが本物であったことの証明になるだろう。

 さらに振り返ると、2005年の京都サンガも印象深いチームだった。天皇杯を制した翌年にJ2降格となった後、柱谷幸一監督の下で選手の顔ぶれを一新させながら、各ポジションに的確な補強を施して戦力の充実に成功。DFリカルド、MF斉藤大介を中心とした堅守から、FWパウリーニョ、FWアレモンのスピードあふれる超強力2トップへの速攻スタイルで勝利を重ね、最終的に44試合で30勝7分け7敗の勝点97、89得点40失点の得失点差プラス49で独走優勝。得点王に輝いたパウリーニョが22得点、その相棒のアレモンも15得点をマークした。最終節で敗れて勝点100は逃したが、規律のある中で爆発的な攻撃力を見せた魅力あるチームだった。


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