「ほめられたら謙遜しないのがポイント」とフワちゃん(写真/岡田晃奈)
「ほめられたら謙遜しないのがポイント」とフワちゃん(写真/岡田晃奈)

 YouTuber兼芸人のフワちゃんは“帰国子女”で大の英語好き。初対面でも緊張しないで話しかけるには? 相手にどんな言葉をかけたら仲良くなれる? 現在発売中の「AERA English 2020 Spring & Summer」(朝日新聞出版)のインタビューから紹介する。

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 まだ英語は勉強中の身と言いつつ、英語を使うとなれば、誰とでも笑顔で会話が楽しめるフワちゃん。“コミュ力”の高さはうらやましいかぎりだが、緊張はしないのだろうか?

「ぜんぜんない。出川イングリッシュとかもそうだけど、ネイティブじゃないのにほかの言語でがんばって話そうとする人ってカッコイイ。『(英語力はまだ)baby なんだから、やさしくかまってー!』的なノリで絡むと笑顔で接してもらえる。それでGo away!って言われたことはないです。もしそうなっても『あの人とは合わなかったな、サイアクー』って流してすぐ忘れちゃう。それぞれの価値観があるし、『こういうの嫌な人、まあいるわな』ってスルーすればいい。1個うまくいかないだけでへこむ必要ない!」

 では、初対面の人に心を開いてもらうためのテッパンの英語表現はあるのだろうか。

「私がめっちゃ好きな声の掛け方はHi, gorgeous! とかHi, beautiful! です。gorgeous やbeautifulって日本人の感覚だと叶姉妹とかセレブなイメージがあるじゃないですか? でも、海外の人ってもっとフランクな感じで使ってる」

「gorgeous」は日本語の「かわいい」と同様の意味合いを持つ。ただし、人に使う際は時と場合を選ばないと誤解を招いてしまうこともあるため、注意したい。

 また、オススメのつかみが、「Where are you from?」と尋ねたあと、その人の出身地に応じた感想を言うこと。

「たとえば、I’m from London.と返答があれば、誰であってもOh, that’s why you look like Harry Potter!って返すの! 全然似てなくても、No way!って盛り上がればOK! ニューヨーカーだったら? the Statue of Liberty(自由の女神)とかでもいいよね」

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