守護神問題は依然として解決していないが、加入2年目のロドリゲスが64試合に登板して41ホールド&防御率1.64の好パフォーマンスを見せた。

 野手陣では、故障離脱が悔やまれるが、ドラフト1位入団の高橋周平が高卒8年目にしてついに開花した。大島洋平もまだまだ元気いっぱいで、平田良介もまだ31歳と老け込む歳ではないだけに、その間に根尾昂、さらに今年のドラフトで1位指名した石川昂弥らの若手が成長すれば面白くなる。何より、投手陣に楽しみな若手が多く、小笠原慎之介と藤嶋健人がコンディション万全で来季開幕を迎え、今季プロ初勝利をマークした梅津晃大、清水達也、山本拓実らの若手が飛躍できれば、チームはもっと上の順位で戦えるはず。ロッテ同様、近年のドラフトで競合選手を抽選でゲット。射し込んだ光明が結果として現れる予感、そしてその準備は、整いつつある。