大阪桐蔭の選手たち(c)朝日新聞社
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1989~2018年度。優勝校4点、準優勝校3点、ベスト4の2校に2点をつけて集計。校名は原則として直近で出場した時の名称で表記した。ランキングの続きはこちら
1989~2018年度。優勝校4点、準優勝校3点、ベスト4の2校に2点をつけて集計。校名は原則として直近で出場した時の名称で表記した。ランキングの続きはこちら
ラグビー、サッカー、バレー、野球の4冠も夢ではない!? 2016年高校サッカーで優勝したときの東福岡(c)朝日新聞社
ラグビー、サッカー、バレー、野球の4冠も夢ではない!? 2016年高校サッカーで優勝したときの東福岡(c)朝日新聞社

 高校スポーツで冬の風物詩といえば、サッカー、ラグビーだろうか。野球のように全試合を放映するわけではないが、将来、日本代表としてブレイクが予想される選手が活躍する。それを見るだけでも楽しい。サッカーで「大迫半端ない」の大迫勇也選手、ラグビー日本代表キャプテンのリーチ・マイケル選手は、高校時代、全国大会ですでに才能を開花させていた。

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 2018年度、第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、大阪桐蔭高校が優勝した。前年度は準優勝だったので、悲願を果たした。平成の約30年間(平成期に決勝が行われた1989年度から2018年度まで)で、最強の高校はどこだろうか。優勝校に4点、準優勝校に3点、ベスト4の2校には2点をつけて集計してみた。

 1位、東福岡高校(福岡)は19年連続29回出場。優勝6回、準優勝3回を誇る。部員数100人を超える大所帯だ。OBには早稲田大に進み日本代表となった藤田慶和がいる。

 2位、常翔啓光学園高校(大阪)は今回98回大会には、出場しなかった。旧校名の啓光学園高校時代、2001~2004年度まで4連覇を果たしている。

 3位、東海大仰星高校(現・東海大大阪仰星高校、大阪)は97回大会のチャンピオンだが、今大会は予選で常翔学園高校に敗れて、出場できなかった。通算で18回出場しており、優勝5回、準優勝2回という強豪校だ。

 4位、常翔学園高校(大阪)は4年連続37回出場。旧校名は大阪工業大学高校で、優勝5回、準優勝2回。

 大阪からは、2~4位校に加えて大阪朝鮮高級学校、大阪桐蔭高校がしのぎを削る。昭和のころ、1987年度に府立北野高校が出場し、前大阪市長の橋下徹氏がトライをするシーンもあったが、いま、公立高校が上記、常翔啓光学園など5校に勝って花園に出るのはかなりむずかしくなった。

 同じく4位、桐蔭学園高校(神奈川)は、4年連続17回出場。2010年度に優勝したが、このときは東福岡と決勝で対戦し、同点による両校優勝となった。今回、単独優勝をめざしたが、決勝で大阪桐蔭に敗れてしまう。OBには日本代表の松島幸太朗選手がいる。

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