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医学部や歯学部の微生物・感染症実習で手洗いは必須項目である。筆者が研修医だった頃、上司に妙に手洗いにうるさい先生がいて、石鹸で5分、消毒薬でブラシを換えて一心不乱に15分くらい洗うことを教わった。これには大手術前の精神統一(?)効果もあるのだという。実際、手洗い後に培養用寒天に手を乗せて見ると、生えてくる細菌のコロニーはほとんどゼロなので、既に世を去られたこの先生には今でも感謝している。最近では、アルコールスプレーが一般化したせいか、術前の手洗いはだいぶ簡略化されてきた。しかし、その効果は永続的でないため、少なくとも術着とゴム手袋を身にまとうまでは清潔を保つ必要がある。
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